今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は小田急電鉄(9007)の株主優待と配当について分析していく。
小田急電鉄(9007) | |
何がもらえる? | ①優待乗車証 ②優待割引券 |
いつ買えばいい? | 2023年3月29日 2023年9月27日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約81万円 (500株) |
配当金は? | 1,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 1.63% |
小田急電鉄(9007)の株主優待の内容
まずは、小田急電鉄(9007)の株主優待の内容だ。
小田急電鉄(9007)の株主優待は、①優待乗車証と②優待割引券だ。
①の優待乗車証は、回数券式で、小田急全線に1枚で1回乗車できる。
②の優待割引券は、小田急百貨店(5%割引)や、ハイアットリージェンシーやホテルセンチュリーなどのホテル(20〜50%割引)、マンマパスタ、びすとろふらんべ、神田グリルなどのレストラン(10%割引)で使える割引券がセットになっている。
保有株数が500株以上1,500株未満の場合、①:4枚、②:1冊。
1,500株以上2,500株未満の場合、①:10枚、②:1冊。
2,500株以上3,500株未満の場合、①:20枚、②:1冊。
3,500株以上5,000株未満の場合、①:30枚、②:1冊。
5,000株以上10,000株未満の場合、①:40枚、②:1冊。
10,000株以上15,000株未満の場合、①:80枚、②:1冊がもらえる。
※15,000株以上についてはこちらをご覧頂きたい。
年に2回、3月末日と9月末日時点の株主に配布される。
例えば、新宿から小田原までの運賃が片道874円なので、①を使って新宿と小田原間を年間4回往復すれば、約7,000円得することになる。
さらに、②を使って、小田急関連レストランで食事をすれば、年間1,200円得する(10%割引券12枚使用、1回当たり1,000円分食事をする場合)ことになる。
小田急沿線に住んでいる方には嬉しいね。
小田急電鉄(9007)とはどんな会社?
小田急電鉄は、東京都・神奈川県を中心に鉄道事業・不動産業などを営む会社だ。
元々、1923年に旧会社である小田原急行鉄道が設立されたのが始まりだった。
その後、1941年に親会社の鬼怒川水力電気がこれを合併して小田急電鉄となり、1942年に東京急行電鉄に統合された。
しかし、1948年に東京急行電鉄の再編成により、東京急行電鉄、京浜急行電鉄、京王帝都電鉄(現在の京王電鉄)および新会社の小田急電鉄の4社に分離されて、現在の小田急電鉄が発足している。現在では、3路線・120.5 km、計70駅を運営している。
鉄軌道部門収益は1198億8000万円で大手私鉄16社中5位。
全事業収益に占める鉄軌道部門収益の割合は72 %となっている。東証プライム。
1948年設立。従業員数(連結)は1万3960人。
売上高は3859億7800万円。
純利益は△402億7200万円。
純資産は3524億5600万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
小田急電鉄(9007)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の小田急電鉄(9007)の株価は1,619円(2023年2月時点)だ。
500株だと「約81万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、小田急電鉄(9007)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料1,025円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約81万円の投資で年間8,200円得する(新宿・小田原間を年間8回往復、小田急関連レストランで年間12回食事をした場合)ので、優待利回りは1.01%だ。
うーん、少ないね。
そもそも、どうして500株からなのだろうか。
優待をもらうために80万円以上もの投資が必要というのはあまりにも高すぎる。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日と9月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すればOKだ。
9月は、9月27日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月28日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
小田急電鉄(9007)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の小田急電鉄(9007)は魅力的かを見ていこう。
小田急電鉄(9007)の配当利回りは0.62%だ。
100株分、約16万円投資したら→年間1,000円。
500株分、約81万円投資したら→年間5,000円がもらえる。
配当もかなり少ないね。
配当の基準日は?
小田急電鉄(9007)の配当の基準日は3月末日と9月末日だ。
実際の権利確定日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に小田急電鉄(9007)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは1.63%だ。
必要投資額が80万円以上にもかかわらず、優待も配当も全く魅力がなかった。
正直ガッカリだね。
優待内容を早急に見直してもらいたいものだ。
ちなみに、小田急沿線にお住まいの方は、小田急ポイントカード(OPカード)を持っていると、ミロード や小田急OXなどの買い物でポイントが貯まるので、かなりお得だ。
正直、小田急の株を買うよりもよっぽどお得だと思う。(今ならポイントプレゼントキャンペーン実施中だ。)
是非、カードをまだ持っていない方は、こちらも併せて検討してみてもらいたい。