今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は京成電鉄(9009)の株主優待と配当について分析していく。
京成電鉄(9009) | |
何がもらえる? | ①優待乗車証と ②優待割引券 |
いつ買えばいい? | 2023年3月29日 2023年9月27日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約39万円 (100株) |
配当金は? | 1,700円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 1.08% |
京成電鉄(9009)の株主優待の内容
まずは、京成電鉄(9009)の株主優待の内容だ。
京成電鉄(9009)の株主優待は、①優待乗車証と②優待割引券だ。
①の優待乗車証は、回数券式で、1枚で京成線に1回乗車できる。
②の優待割引券は、水戸京成ホテル・京成ホテルミラマーレ(宿泊料金20%割引)、京成トラベル(パック旅行3%割引)、リブレ京成(買物代金2,000円ごとに100円割引)等で使える割引券がセットになっている。
保有株数が100株以上500株未満の場合、①:2枚(3月のみ)。
500株以上1,500株未満の場合、①:4枚、②:1冊。
1,500株以上2,500株未満の場合、①:7枚、②:1冊。
2,500株以上3,500未満の場合、①:10枚、②:1冊がもらえる。
※3,500株以上についてはこちら
年に2回、3月末日と9月末日時点の株主に配布される。(500株未満の場合は3月のみ)
例えば、京成上野から成田空港までの運賃が片道1,235円なので、①を使って京成上野と成田空港を年間1往復すれば、約2,500円得することになる。
京成電鉄(9009)とはどんな会社?
京成電鉄は、東京都と千葉県に路線を有する大手私鉄の一つだ。
日経225(日経平均株価)の構成銘柄の一社。鉄道業を本業としている傍、不動産事業も展開している。
鉄道、バス、タクシーなどの交通機関を運営する京成バス、東京ベイシティ交通、北総鉄道、新京成電鉄、関東鉄道、千葉交通などの親会社でもあり、東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランドの筆頭株主でもある。東証プライム。
1909年設立。従業員数(連結)は11,150人。
売上高は2077億6100万円。
純利益は△303億円。
純資産は3960億4400万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
京成電鉄(9009)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の京成電鉄(9009)の株価は3,870円(2023年2月時点)だ。
100株だと「約39万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、京成電鉄(9009)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料473円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約39万円の投資で年間2,500円得する(年に京成上野〜成田空港を1往復する場合)ので、優待利回りは0.64%だ。
かなり少ないね。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日と9月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すればOKだ。
9月は、9月27日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月28日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
京成電鉄(9009)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の京成電鉄(9009)は魅力的かを見ていこう。
京成電鉄(9009)の配当利回りは0.44%だ。
100株分、約39万円投資したら→年間1,700円。
500株分、約195万円投資したら→年間8,500円がもらえる。
配当もかなり少ないね。
配当の基準日は?
京成電鉄(9009)の配当の基準日は3月末日と9月末日だ。
実際の権利確定日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に京成電鉄(9009)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは1.08%だ。
優待も配当も全く魅力的ではなかった。
わざわざ優待や配当のために投資したくなるような銘柄ではないね。
次に行こう。