気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、MonotaRO[モノタロウ](3064)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. MonotaRO[モノタロウ](3064)とは?
株式会社MonotaROは、大阪府大阪市に本社を置く、事業者向け工業用間接資材の通信販売会社です。
事業者向け「モノタロウ」と一般消費者向け「インターネットホームセンター IHC.MonotaRO」の直販ウェブサイトを運営してきましたが、2020年に個人ユーザー向けの「IHC.MonotaRO」を「モノタロウ」へサイト統合しました。
元々は、住友商事の社内ベンチャーで、住商と米国資材通販大手グレンジャー社が共同出資で設立しました。
その後、2009年9月にグレンジャーが住友商事の保有全株を取得、筆頭株主となりました。
実質創業者は瀬戸欣哉。
企業コンセプトは「現場を支えるネットストア」。
そんなMonotaRO[モノタロウ](3064)の現在の社員数は765人です。
2. MonotaRO[モノタロウ](3064)の時価総額は?
MonotaRO[モノタロウ](3064)の時価総額は 7,769億円です。(2024年時点)
時価総額ランクで言うと、Aランクです。
3. MonotaRO[モノタロウ](3064)の株価とPERと配当利回りは?
次にMonotaRO[モノタロウ](3064)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:1,563円(2024年3月時点)
MonotaRO[モノタロウ](3064)の株価は、1,563円です。
100株単位で売買できるので、約16万円から投資をすることができます。
日本株の中では普通の価格帯ですね。
PER:31.0倍(2024年3月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
MonotaRO[モノタロウ](3064)の場合、PERは31.0倍です。
30倍を超えているので割高ですね。
それだけ人気の銘柄ということです。
配当利回り:1.22%(2024年3月時点)
続いて、配当利回りです。
MonotaRO[モノタロウ](3064)の場合、100株投資をしてもらえる配当は1,900円です。
配当利回りを計算すると、1.22%。
配当は少しあるという感じです。
配当金の権利確定日は、毎年12月末日です。
なお、MonotaRO[モノタロウ](3064)の場合、株主優待として自社プライベートブランド商品がもらえます。
MonotaRO[モノタロウ](3064)の株主優待については↓にまとめているので、併せてご覧下さい。
4. MonotaRO[モノタロウ](3064)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
上場は2006年の12月です。
2021年まではかなりキレイな上昇トレンドを長期で描けていました。
2007年には30円程度だった株価が一時は3,000円まで上昇しています。
この時点では、長期投資がしっかりと報われていましたね。
ただ、その後は現在に至るまで右肩下がりとなってしまっており、ピークの株価に対して半分以下となってしまいました。
次に短期のチャートです。
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
短期で見ても右肩下がりですね。
あまり良くありません。
5. MonotaRO[モノタロウ](3064)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
良いですね。
右肩上がりでしっかりと伸ばせています。
直近は売上高2,500億円を超えました。
この8年間で見ても売上高を約4倍に伸ばせているのはすごいですよね。
ちなみに、MonotaRO[モノタロウ](3064)の決算月は12月です。
6. MonotaRO[モノタロウ](3064)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当もキレイな右肩上がりとなっています。
良いですね。
今後も増配が期待できます。
7. MonotaRO[モノタロウ](3064)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
こちらもキレイな右肩上がりです。
素晴らしいです。
長期投資の理想とする伸び方です。
いいですねー!。
8. MonotaRO[モノタロウ](3064)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
おお!
こちらもキレイな右肩上がりです。
良いですね。
素晴らしいです!!
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、27.2%です。
つまり、年間27.2%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
すごい成長率ですね!
9. MonotaRO[モノタロウ](3064)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それではMonotaRO[モノタロウ](3064)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
直近のROEは、25.2%です。
素晴らしい!
超高ROEです!
かなり優秀な経営をしているということがわかります。
ちなみに、流動比率は2.04倍です。
こちらは1倍を超えているので、問題ありません。
10. MonotaRO[モノタロウ](3064)の今後をまとめると
文句なしの超優良銘柄です、
各数字の伸びが素晴らしかったです。
いずれも右肩上がりで成長をしていて、ROEもかなり高いレベルです。
文句ないですね。
長期投資をしたい理想の数字の推移です。
ただ、それだけ素晴らしいのでPERも高めです。
人気銘柄ですね。
短期のチャートが大きく落ちている現在、個人的にはかなりほしいと思わせる銘柄です。
しっかりとIRを見て検討したいところです。
気になった方はぜひIRチェックして検討を行って下さい。