日本株分析

「半導体関連銘柄」栗田工業(6370)の今後の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、栗田工業(6370)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. 栗田工業(6370)とは?

栗田工業株式会社は、東京都中野区中野に本社を置く、半導体や液晶などの製造に欠かせない超純水を製造する水処理装置・水処理薬品の製造・開発を行なう企業です。

水処理専業としては国内最大手。
東証プライム上場。

1949年(昭和24年)に海軍機関少尉や引揚船・千歳丸の機関長を務めた栗田春生が設立しました。
社名の「栗田」は創業者・栗田春生の苗字からとられていますが、一代限りであり、現在創業者一族との関係はないそうです。

また「栗田工業」という名の企業は他にも全国に幾つか存在しますが、それらとは全く別の企業です。

そんな栗田工業(6370)の現在の社員数は6,737人です。

2. 栗田工業(6370)の時価総額は?

栗田工業(6370)の時価総額は 7,160億円です。(2024年時点)

時価総額ランクで言うと、Aランクです。

3. 栗田工業(6370)の株価とPERと配当利回りは?

次に栗田工業(6370)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:6,372円(2024年3月時点)

栗田工業(6370)の株価は、6,372円です。
100株単位で売買できるので、約64万円から投資をすることができます。

高いですね。
1つの銘柄に60万円超えはさすがに高すぎです。
これだと気軽に投資できません。

PER:25.6倍(2024年3月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

栗田工業(6370)の場合、PERは25.6倍です。

20倍を超えているので割高ですね。
それだけ人気の銘柄ということです。

配当利回り:1.32%(2024年3月時点)

続いて、配当利回りです。
栗田工業(6370)の場合、100株投資をしてもらえる配当は8,400円です。
配当利回りを計算すると、1.32%。

配当は少しあるという感じです。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。

なお、栗田工業(6370)の場合、株主優待として「水のクリタのうまい水」がもらえます。

栗田工業(6370)の株主優待については↓にまとめているので、併せてご覧下さい。

4. 栗田工業(6370)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

栗田工業(6370) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

良いですね。
しっかりとした右肩上がりのチャートです。

長期投資が報われています。

次に短期のチャートです。

栗田工業(6370) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

2023年10月までは下降トレンドだったのですが、そこから折り返し、現在に至るまで右肩上がりで上昇しています。
かなり勢いがあるので、まだまだ伸びそうです。

5. 栗田工業(6370)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

良いですね。
右肩上がりで伸ばせています。

ちなみに、栗田工業(6370)の決算月は3月です。

6. 栗田工業(6370)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当も右肩上がりで増えています。
良いですね。

7. 栗田工業(6370)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

EPSはキレイな右肩上がりとはなっていませんが、比較的堅調です。

8. 栗田工業(6370)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

こちらは右肩上がりです。
いいですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、4.64%です。
つまり、年間4.64%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. 栗田工業(6370)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それでは栗田工業(6370)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは、6.85%です。

合格ラインの10%を超えられませんでした。
意外と低いんですね。

過去を見ても一度も合格ラインを超えられていません。
この点は投資をする上ではマイナス点ですね。

ちなみに、流動比率は1.57倍です。
こちらは1倍を超えているので、問題ありません。

10. 栗田工業(6370)の今後をまとめると

悪くないですね。
売上高もしっかりと伸ばせていますし、BPSの伸びもいいです。

ただ、現在の半導体銘柄ブームに乗って、株価もだいぶ上がってきており、PERは割高水準となってしまっています。

正直、そんな状況でも今からエントリーしたいと思える要素はありませんでした。

気になる方は、是非四季報などをチェックしてみて下さい。