日本株分析

「おすすめの日本株」KDDI(9433)の株価を分析した

気になる銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、KDDI(9433)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. KDDI(9433)とは?

KDDI株式会社は、「au(エーユー)」ブランドを中心とした携帯電話事業などを手掛ける大手電気通信事業者です。
日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ。

auは、携帯電話契約数が約6,167万契約で、国内の携帯電話市場における市場占有率は2位(2022年6月末現在)となっています。
三太郎(桃太郎、浦島太郎、金太郎)のCMでもお馴染みですよね。

2. KDDI(9433)の時価総額は?

KDDI(9433)の時価総額は 9.83兆円です。(2024年時点)

時価総額ランクで言うと、Sランクです。

すごいですね。
日本株の中でも、ベスト20に入る水準です。

3. KDDI(9433)の株価とPERと配当利回りは?

次にKDDI(9433)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:4,719円(2024年10月時点)

KDDI(9433)の株価は、4,719円です。
100株単位で売買できるので、約47万円から投資をすることができます。

高いですね。
日本株の中では、これくらいの価格の銘柄はたくさんありますが、一般の感覚で1つの銘柄に対して40万円オーバーは高すぎます。

PER:14.2倍(2024年10月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

KDDI(9433)の場合、PERは14.2倍です。
こちらは適正水準と言えます。

配当利回り:3.07%(2024年10月時点)

続いて、配当利回りです。
KDDI(9433)の場合、100株の投資をしてもらえる配当は、年間14,500円です。
利回りを計算すると、3.07%。

3%を超えているので、良いですね。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。

また、KDDIの場合、株主優待として毎年Pontaポイントなどがもらえます。

KDDIの株主優待については以下をご確認下さい。

4. KDDI(9433)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

KDDI(9433) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

2000年以降しばらく停滞していましたが、2013年頃からこの10年間ずっと上昇トレンドが続いているように見えます。
2013年から見ると、現在はその株価を5倍にまで膨らませています。
いいですね。

次に短期のチャートです。

KDDI(9433) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

短期で見ると、あまり方向感が見えないですね。

5. KDDI(9433)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

良いですね。
キレイな右肩上がりのグラフです。

なお、KDDI(9433)の決算月は3月です。

6. KDDI(9433)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当も右肩上がりです。
なんと23期連続で増配となっているようです。
これからも安定して増配が見込めそうです。

7. KDDI(9433)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

こちらには、直近のEPSを棒グラフで示しました。

EPSも比較的堅調です。

8. KDDI(9433)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

こちらには、直近のBPSを棒グラフで示してみました。

BPSも右肩上がりです。
いい感じですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、8.28%です。
つまり、年間8.28%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. KDDI(9433)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではKDDI(9433)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは12.1%です。

いいですね!
しっかり合格ラインを超えており高ROEです。

優良銘柄であるということがビンビン伝わってきます。

10. KDDI(9433)の今後をまとめると

いいですね!
優良銘柄です。

PERも低めで配当もあり、各数字の伸びもいい感じです。
そして、ROEが高いのも素晴らしいです。

かなりいい銘柄といえます。
こういった企業に長期投資したいですよね。

実は、僕も現在100株を保有しています。
元々は株主優待が目当てで株を買ったのですが、その後は上でご紹介したように、株価が上がり続け、現在では20万円以上の含み益が出ている状態です。
今後も手放すつもりはありません。
死ぬまで保有し続けても良いかなと思っています(笑)

気になる方はチェックしてみて下さい。