気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、東急不動産ホールディングス(3289)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. 東急不動産ホールディングス(3289)とは?
東急不動産ホールディングス株式会社は、東急株式会社(旧・東京急行電鉄)の持分法適用関連会社であり、東急グループの総合不動産事業を統括する持株会社です。
東急不動産・東急コミュニティー・東急リバブルなどを傘下に持っています。
原宿や銀座の東急プラザでも有名ですね。
日経平均株価の構成銘柄の一つ。
そんな東急不動産ホールディングス(3289)の現在の社員数は21,276人です。
2. 東急不動産ホールディングス(3289)の時価総額は?
東急不動産ホールディングス(3289)の時価総額は 7,009億円です。(2024年時点)
時価総額ランクで言うと、Aランクです。
3. 東急不動産ホールディングス(3289)の株価とPERと配当利回りは?
次に東急不動産ホールディングス(3289)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:985円(2024年3月時点)
東急不動産ホールディングス(3289)の株価は、985円です。
100株単位で売買できるので、約10万円から投資をすることができます。
10万円以下で購入できる日本株です。
いいですね。
こういった銘柄が増えると投資初心者も投資がしやすくなります。
PER:10.9倍(2024年3月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
東急不動産ホールディングス(3289)の場合、PERは10.9倍です。
ほぼ10倍なので、割安ですね。
配当利回り:2.84%(2024年3月時点)
続いて、配当利回りです。
東急不動産ホールディングス(3289)の場合、100株投資をしてもらえる配当は2,800円です。
配当利回りを計算すると、2.84%。
高配当とまではいきませんが、そこそこの配当はあります。
配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。
なお、東急不動産ホールディングス(3289)の場合、株主優待として東急不動産グループ施設優待券などがもらえます。
東急不動産ホールディングス(3289)の株主優待については↓にまとめているので、併せてご覧下さい。
4. 東急不動産ホールディングス(3289)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
2013年10月上場なのでまだデータが少ないですね。
上場後は2020年まで軟調でした。
ただ、2020年に底をつけてからは現在に至るまで右肩上がりで推移しています。
次に短期のチャートです。
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
右肩上がりの上昇トレンドを描いています。
良いですね。
5. 東急不動産ホールディングス(3289)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
良いですね。
しっかりと伸ばせています。
ちなみに、東急不動産ホールディングス(3289)の決算月は3月です。
6. 東急不動産ホールディングス(3289)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当も右肩上がりで増えています。
良いですね。
7. 東急不動産ホールディングス(3289)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
うーん、デコボコですね。
ただ、2020年度にコロナの影響で底をつけてからはしっかりと回復しています。
今後に期待したいところです。
8. 東急不動産ホールディングス(3289)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
こちらは右肩上がりです。
いいですね。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、4.84%です。
つまり、年間4.84%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
9. 東急不動産ホールディングス(3289)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それでは東急不動産ホールディングス(3289)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
直近のROEは、7.04%です。
合格ラインの10%を超えられませんでした。
今後に期待です。
ちなみに、流動比率は2.75倍です。
こちらは1倍を超えているので、問題ありません。
10. 東急不動産ホールディングス(3289)の今後をまとめると
そんなに悪くはない銘柄です。
ただ、今は無理をして投資をしたいとは思えませんでした。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。