気になる銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、コメダホールディングス(3543)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. コメダホールディングス(3543)とは?
株式会社コメダは、愛知県名古屋市に本社を置く、喫茶店チェーン・珈琲所コメダ珈琲店などを展開している企業です。
1968年に創業者・加藤太郎が名古屋市で「コメダ珈琲店」を開店したのが始まりでした。
「コメダ」の名称は創業者の家業が米屋で、「コメ屋の太郎」にちなむものだといいます。
2021年時点で、『コメダ珈琲店』911店舗と、和風喫茶の『甘味喫茶おかげ庵』11店舗を展開しています。
2019年には、三菱商事と業務・資本提携し、台湾やミャンマーなど東南アジアへの展開も強化しているようです。
コメダ珈琲店は僕も大好きです。
ほんといつ行っても混んでいますよね。
午前11時まで、ドリンクを注文すると、無料でパンやゆで卵がもらえるモーニングサービスが特徴です。
2. コメダホールディングス(3543)の時価総額は?
コメダホールディングス(3543)の時価総額は1,236億円です。(2024年時点)
時価総額ランクで言うと、Cランクですね。
3. コメダホールディングス(3543)の株価とPERと配当利回りは?
次にコメダホールディングス(3543)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:2,717円(2024年10月時点)
コメダホールディングス(3543)の株価は、2,717円です。
100株単位で売買できるので、約27万円から投資をすることができます。
うーん、ちょっと高いですね。
投資初心者にとっては敷居が高く、気軽に買えないです。
PER:19.6倍(2024年10月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
コメダホールディングス(3543)の場合、PERは19.6倍です。
どちらかというと割高ですね。
配当利回り:1.99%(2023年9月時点)
続いて、配当利回りです。
コメダホールディングス(3543)の場合、100株の投資をしてもらえる配当は、年間5,400円です。
利回りを計算すると、1.99%。
配当利回りは日本株の中では普通ですね。
少しだけあるという感じです。
なお、コメダホールディングス(3543)の場合、株主優待があります。
株主優待の内容については以下を参照してみて下さい。
4. コメダホールディングス(3543)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
まだ上場して日が浅い企業です。
2018年に一度高値をつけ、その後はコロナの影響もあり一度落ち込みましたが、2020年以降現在まで右肩上がりで推移しています。
上場以来、現在が最高値ということになります。
良いですね。
長期投資がちゃんと報われています。
次に短期のチャートです。
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
短期で見ると、あまり方向感がない動きですね。
いわゆるレンジです。
5. コメダホールディングス(3543)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
こちらには、直近の売上高の推移を棒グラフで示しました。
良いですね。
コロナの影響を受けた2020年度を除けば、右肩上がりで伸ばせています。
6. コメダホールディングス(3543)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当は少しずつですが、増えています。
これも良いですね。
好印象です。
7. コメダホールディングス(3543)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
こちらには、直近のEPSの推移を棒グラフで示しました。
他の外食産業企業同様に、2020年度に落ち込んでいます。
ただ、これはコロナの影響があったので仕方がないですよね。
とはいえ、2022年度にはコロナ前の水準に戻し、2023年度にはさらに伸ばせています。
いいですね。
8. コメダホールディングス(3543)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
こちらには、直近のBPSの推移を棒グラフで示してみました。
良いですね。
キレイな右肩上がり。
長期投資の理想とするような伸び方です。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、9.42%です。
つまり、年間9.42%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
素晴らしいですね。
9. コメダホールディングス(3543)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それではコメダホールディングス(3543)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
ROE(株主資本利益率)は直近13.4%。
良いですね。
しっかりと合格ラインを超えています。
10. コメダホールディングス(3543)の今後をまとめると
各数字の伸びは良かったです。
今後の成長を十分に感じさせる内容でした。
個人的にも将来性を感じて現在100株保有している銘柄です。
僕は6年ほど前に買ったのですが、現在では10万円以上の含み益が出ている状態です。
まだまだ長期的に保有する予定です。
気になる方は是非チェックしてみて下さい。