今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は東海汽船(9173)の株主優待と配当について分析していく。
東海汽船(9173) | |
何がもらえる? | ①株主乗船割引券と②株主サービス券 |
いつ買えばいい? | 2022年12月28日 2023年6月28日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約23万円 (100株) |
配当金は? | 無し |
優待と配当の合計利回り | 14.3% |
東海汽船(9173)の株主優待の内容
まずは、東海汽船(9173)の株主優待の内容だ。
東海汽船(9173)の株主優待は①株主乗船割引券と②株主サービス券だ。
①は、全航路の全等級について、一人乗船一区間につき所定運賃の35%引(7月、8月のご乗船代は25%引)となる。
また、東京湾納涼船(夏季運航)については、乗船割引券1枚につき、大人のみ、一人1,200円でご利用できるようだ。
②は、東海汽船企画旅行15%割引券、大島温泉ホテル宿泊50%割引券、大島温泉ホテル朝食休憩割引券、東海汽船グループショップ・売店15%割引券、大島島内路線バス1日乗車券・2日乗車券割引券、竹芝客船ターミナル内レストラン「HARBOR」割引券がセットになっている。
保有株数が100株以上200株未満の場合、①10枚、②1冊。
200株以上400株未満の場合、①20枚、②1冊。
400株以上600株未満の場合、①30枚、②1冊。
600株以上の場合、①40枚、②1冊がもらえる。
年に2回、6月末日と12月末日時点の株主に配布される。
例えば、東京から大島までの運賃(1等)が9,420円なので、優待1枚につき3,298円分得することになる。
仮に、1年でこの優待を10枚使ったとすると32,980円も得をする。
他にも、株主サービス券を利用すれば、さらに得をすることになる。
日頃から東海汽船を利用することが多い人にとっては嬉しい優待だね。
東海汽船(9173)とはどんな会社?
東海汽船株式会社(とうかいきせん)は、日本の海運会社。
東京と伊豆諸島などを結ぶ航路を運航している。関連会社の伊豆諸島開発(伊豆諸島の各島間などのローカル航路)・神新汽船(下田から各島への航路)・伊豆七島海運(貨物航路)と一体的な航路運営を行っており、他の関連会社を含めて伊豆諸島および小笠原諸島への海運をほぼ独占している。
また、主力の海運業の他にも子会社などを通じて、路線バスの運行(伊豆大島)・ホテル経営(同上)および、各島へのセメントや燃料等の販売なども手がけている。
竹芝支店をのぞく島嶼部(大島・三宅島・八丈島)の各支店は代理店となっている(伊豆大島及び八丈島代理店は連結対象)。
同様に熱海支店も代理店となっており、富士急マリンリゾートに業務が委託されている。
ホテル運営大手の藤田観光が筆頭株主であるが、これは戦後の東海汽船の経営危機にあたり、戦前に東武グループの根津嘉一郎や日産コンツェルンの支援を仰いだこともあった縁から、鮎川義介が小川栄一に引き継ぎ、同社が支援をしたことに由来する。
このほか房総航路や東北地方・北海道に進出していたこともあった。房総航路は、ライバルとなる房総西線が本格的な車両・設備改良を行う1950年(昭和25年)頃までは競争力を保っていた。
ただし進駐軍在留中は浦賀水道通過が軍艦優先となったため、度々ダイヤが乱れる原因となった。
東北地方の航路では老朽化した船舶を使用していたほか、船賃が高水準にとどまるなど独占的地位にあって競争原理が働かなかったことから、三陸地方では地元の反感を買い、のちに地元資本によって設立された三陸汽船との競争の末に撤退を余儀なくされた。
1966年(昭和41年)には、元町と三原山を結ぶ鉄道の免許を申請したが、運輸省によって返付され、実現しなかった。東証スタンダード。
1889年設立。従業員数(連結)は338人。
売上高は114億42百万円。
純利益は3億93百万円。
純資産は51億57百万円だ。
(2017年時点)(参考:ウィキペディア)
東海汽船(9173)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の東海汽船(9173)の株価は、2,339円(2022年8月時点)だ。
100株だと「約23万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、東海汽船(9173)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料473円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約23万円の投資をして、もらえる優待が32,980円相当なので、優待利回りは14.3%だ。(年に10回東京から大島間を行き来する場合)
かなり良いね。
普段からよく、東京と大島を行き来する人にとっては、是非とも株を持っておきたいと思うのではないだろうか。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、6月末日と12月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2022年12月28日と2023年6月28日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、12月28日の権利日の前日に注文をして、権利付与後の12月29日に現渡決済すればOKだ。
6月は、6月28日の権利日の前日に注文をして、権利付与後の6月29日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
東海汽船(9173)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の東海汽船(9173)は魅力的かを見ていこう。
東海汽船(9173)の場合、残念ながら配当は無いようだ。
最後に東海汽船(9173)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは14.3%だ。(年に10回東京から大島間を行き来する場合)
普段からよく大島など伊豆諸島に行く人にとってはかなり良いね。
ただ、東海汽船を利用しない人にとっては、もらっても意味が無い優待となってしまうだろうけど。
気になる方は、チェックしてみてほしい。
東海汽船(9173) IR情報
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