今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は西日本旅客鉄道(9021)の株主優待と配当について分析していく。
西日本旅客鉄道(9021) | |
何がもらえる? | 鉄道優待割引券など |
いつ買えばいい? | 2023年3月29日 (年1回) |
いくら買えばいい? | 約49万円 (100株) |
配当金は? | 10,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 3.14% |
西日本旅客鉄道(9021)の株主優待の内容
まずは、西日本旅客鉄道(9021)の株主優待の内容だ。
西日本旅客鉄道(9021)の株主優待は、以下だ。
①鉄道優待割引券
片道乗車券、特急券、急行券、グリーン券及び指定席券50%割引
②京都鉄道博物館割引券
優待券1枚で1名分の入館料金50%割引
③JR西日本ホテルズ優待割引
宿泊優待:1泊1室の基本室料30%割引
レストラン優待:5名までの飲食料金10%割引
④ヴィアイン優待割引
1泊1室の基本室料20%〜30%割引
⑤ジェイアール西日本伊勢丹優待割引
買物、レストラン・喫茶、美容室、写真室、貸衣装の各優待券10%割引
⑥日本旅行優待割引
国内旅行商品「赤い風船」:5%割引
海外旅行商品「マッハ」:5%割引、「ベストエクセレント」:3%割引、「ベスト」:3%割引
⑦レンタカー優待割引
基本料金の20%割引
保有株数が100株以上300株未満の場合、
①:1枚
②:1枚
③:100株毎に1枚
④:100株毎に1枚
⑤:100株毎に3枚
⑥:1枚
⑦:3枚
300株以上500株未満の場合、
①:100株毎に1枚+1枚
②:1枚
③:100株毎に1枚
④:100株毎に1枚
⑤:100株毎に3枚
⑥:1枚
⑦:3枚
500株以上1,000株未満の場合、
①:100株毎に1枚+2枚
②:1枚
③:100株毎に1枚
④:100株毎に1枚
⑤:100株毎に3枚
⑥:1枚
⑦:3枚
1,000株以上1,100株未満の場合、
①:100株毎に1枚+3枚
②:1枚
③:100株毎に1枚
④:100株毎に1枚
⑤:100株毎に3枚
⑥:1枚
⑦:3枚
1,100株以上10,100株未満の場合、
①:13枚+1,000株超過分200株ごとに1枚
②:1枚
③:15枚
④:15枚
⑤:45枚
⑥:1枚
⑦:3枚
10,100株以上20,000株未満の場合、
①:58枚+10,000株超過分300株ごとに1枚
②:1枚
③:20枚
④:20枚
⑤:60枚
⑥:1枚
⑦:3枚
20,000株以上 の場合、
①:100枚
②:1枚
③:25枚
④:25枚
⑤:75枚
⑥:1枚
⑦:3枚
がもらえる。
例えば、大阪から博多に行く場合、片道乗車券が9,610円なので、優待券を利用すると4,805円得することになる。
さらに、京都鉄道博物館の入館料も50%引きとなるので、600円得する。
他にも、JR西日本が展開するホテルやJR京都伊勢丹での買い物が割引になるので、普段からよく利用される方には嬉しい優待だと思う。
優待は、年に1回、3月末日時点の株主に配布される。
なお、優待の発送は5月下旬だ。
西日本旅客鉄道(9021)とはどんな会社?
西日本旅客鉄道株式会社(にしにほんりょかくてつどう、英: West Japan Railway Company)は西日本を中心として旅客鉄道等を運営する日本の鉄道事業者。
1987年4月1日に、国鉄分割民営化に伴い日本国有鉄道(国鉄)から大阪・天王寺・福知山・岡山・米子・広島・金沢の各鉄道管理局と新幹線総局(山陽新幹線)・九州総局(新幹線部門)の鉄道事業および船舶事業を引き継いで発足したJRグループの旅客鉄道会社の一つ。
通称はJR西日本(ジェイアールにしにほん)、英語略称はJR West。
コーポレートカラーは青色。
本社は大阪府大阪市北区。
東京証券取引所の上場企業。
日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ。近畿圏をはじめ、北陸、中国地方、九州北部など2府16県に鉄道路線網を持つ。
災害対策基本法における指定公共機関である。グループ会社を含めて、非鉄道事業として小売業や不動産開発、ホテル事業、建設工事業なども展開している。
非鉄道事業では、瀬戸内海でフェリーや旅客船を運航しているほか、鉄道営業エリア外の首都圏、中京圏などへも進出している。東証プライム。
1987年設立。従業員数(連結)は47,984人。
売上高は8981億7200万円。
純利益は△2339億1800万円。
純資産は9560億3300万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
西日本旅客鉄道(9021)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の西日本旅客鉄道(9021)の株価は4,860円(2022年6月時点)だ。
100株だと「約49万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、西日本旅客鉄道(9021)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料920円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約49万円の投資で年間約5,400円得する(大阪から博多の片道乗車券及び京都鉄道博物館入場チケットを優待を利用して購入した場合)ので、優待利回りは1.10%だ。
かなり少ないね。
そもそも優待をもらうために50万円近くもの投資が必要というのは高すぎる。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年3月29日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
西日本旅客鉄道(9021)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の西日本旅客鉄道(9021)は魅力的かを見ていこう。
西日本旅客鉄道(9021)の配当利回りは2.04%だ。
100株分、約49万円投資したら→年間10,000円。
500株分、約245万円投資したら→年間50,000円がもらえる。
配当はなかなか良いね。
配当の基準日は?
西日本旅客鉄道(9021)の配当の基準日は3月末日と9月末日だ。
実際の権利確定日は、2022年9月28日と2023年3月29日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に西日本旅客鉄道(9021)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは3.14%だ。
悪くないね。
ただ、やっぱりネックとなるのが、必要投資額の高さだ。
株主優待や配当をもらうために50万円近くもの投資が必要というのはちょっと高すぎる。
僕のようなサラリーマン投資家には、なかなか手を出しづらい銘柄だね。
残念だが、次に行こう。