今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は近鉄グループホールディングス(9041)の株主優待と配当について分析していく。
近鉄グループホールディングス(9041) | |
何がもらえる? | ①沿線招待乗車券(1,000株以上)と ②グループ施設割引券(100株以上) |
いつ買えばいい? | 2023年3月29日 2023年9月27日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約41万円 (100株) |
配当金は? | 5,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 1.22% |
近鉄グループホールディングス(9041)の株主優待の内容
まずは、近鉄グループホールディングス(9041)の株主優待の内容だ。
近鉄グループホールディングス(9041)の株主優待は、①沿線招待乗車券と②グループ施設割引券だ。
①は、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用できる乗車券だ。
②は、近鉄百貨店(買物5%割引)、箱根高原ホテルや奥日光高原ホテル(宿泊料10%割引)、志摩スペイン村(「パルケエスパーニャ」パスポート20%割引)などで利用できる割引券がセットになっている。
利用可能施設についてはこちら。
保有株数が100株以上1,000株未満の場合、②1冊。
1,000株以上2,000株未満の場合、①4枚、②1冊。
2,000株以上3,000株未満の場合、①8枚、②1冊。
3,000株以上4,000株未満の場合、①12枚、②1冊。
4,000株以上5,100株未満の場合、①16枚、②1冊がもらえる。
(5,100株以上の内容についてはこちら)
優待は、年に2回、3月末日と9月末日時点の株主に配布される。
なお、優待の発送は6月下旬と9月上旬だ。
近鉄グループホールディングス(9041)とはどんな会社?
近鉄グループホールディングスは、大手私鉄である近畿日本鉄道・旅行会社である近畿日本ツーリストなどを中核とする近鉄グループの持株会社だ。
2015年4月1日付けで近畿日本鉄道を近鉄グループホールディングスに社名変更した上で、鉄軌道事業を近畿日本鉄道分割準備に、不動産事業を近鉄不動産に、ホテル・旅館事業を近鉄ホテルシステムズ(同日付で近鉄・都ホテルズに社名変更)、流通事業を近鉄リテーリングにそれぞれ吸収分割し、持株会社制に移行し誕生した純粋持株会社だ。
東証プライム。
1944年設立。従業員数(連結)は30,343人。
売上高は6972億0300万円。
純利益は△705億5600万円。
純資産は3384億9400万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
近鉄グループホールディングス(9041)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の近鉄グループホールディングス(9041)の株価は、4,115円(2023年2月時点)だ。
100株だと「約41万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、近鉄グループホールディングス(9041)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数473円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約41万円の投資でもらえる優待が、割引券のセットなので、使わないと得をしない優待だ。
よって、優待利回りは0%だ。
ただ、普段から近鉄を利用される方には嬉しい優待なのではないだろうか。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日と9月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すればOKだ。
9月は、9月27日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月28日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
近鉄グループホールディングス(9041)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の近鉄グループホールディングス(9041)は魅力的かを見ていこう。
近鉄グループホールディングス(9041)の配当利回りは、1.22%だ。
100株分、約41万円投資したら→年間5,000円。
500株分、約205万円投資したら→年間25,000円がもらえる。
配当も少ないね。
配当の基準日は?
近鉄グループホールディングス(9041)の配当の基準日は3月末日だ。
実際の権利確定日は、2023年3月29日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に近鉄グループホールディングス(9041)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは1.22%だ。
うーん、良くないね。
優待もお金を使わないと得をしない優待なので、微妙だ。
ただ、近鉄沿線に住まわれている方は、利用できるサービスも多いと思うので、1度チェックしてみてはいかがだろうか。