今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は富士フィルムホールディングス(4901)の株主優待と配当について分析していく。
富士フィルムホールディングス(4901) | |
何がもらえる? | ①ヘルスケア商品優待割引販売 ②ヘルスケア商品 ③フォトブック作成用クーポン券 |
いつ買えばいい? | 2023年3月29日 2023年9月27日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約64万円 (100株) |
配当金は? | 12,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 1.88% |
富士フィルムホールディングス(4901)の株主優待の内容
まずは、富士フィルムホールディングス(4901)の株主優待の内容だ。
富士フィルムホールディングス(4901)の株主優待は、①ヘルスケア商品優待割引販売、②ヘルスケア商品、③富士フイルムフォトブック作成用クーポン券だ。
年に2回、3月末日と9月末日時点で100株以上保有の株主に配布される。
3月は、①と②がもらえる。
①は、100株以上保有している株主全員が対象。
②は、100株以上を1年以上保有している場合、計2,000~3,000円相当。
300株以上500株未満を3年以上保有している場合、4,000~5,000円相当。
500株以上を3年以上保有している場合、9,000~10,000円相当がもらえる。
9月は、①と③がもらえる。
①は、100株以上保有している株主全員が対象。
③は、100株以上を1年以上保有している場合、1,000円分。
500株以上を3年以上保有している場合、4,000円分がもらえる。
富士フィルムホールディングス(4901)とはどんな会社?
富士フィルムホールディングスは、富士フイルムと富士ゼロックスを傘下に持つ持株会社だ。
本社は東京都港区赤坂9丁目の東京ミッドタウン、本店は同・西麻布2丁目(高樹町)の富士フイルム西麻布ビルに所在している。元々、1934年に写真フィルムの国産化を目指すため、大日本セルロイド社(現: ダイセル)の写真事業を分社して「富士写真フイルム株式会社」として設立されたのが始まりだった。
1962年に英国のランク・ゼロックスと業務提携を結んで、複写機メーカー・富士ゼロックス株式会社を発足。
2006年 10月1日からは持株会社制に移行し、写真部門の事業を新たに設立した富士フイルム株式会社が継承、同時に現在の「富士フイルムホールディングス」に商号を変更して純粋持株会社となった。現在は、写真にとどまらず、これまでの写真フィルム製造で培われてきた化学合成などの技術力を応用して、液晶ディスプレイの材料や、医療・医薬、機能性化粧品、サプリメントなどメディカル・ヘルスケア分野への進出など新規の事業展開を積極的に行なっている。
東証プライム。
1934年設立。従業員数(連結)は73,275人。
売上高は2兆1925億19百万円。
純利益は1812億5百万円。
純資産は2兆2221億57百万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
富士フィルムホールディングス(4901)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の富士フィルムホールディングス(4901)の株価は、6,399円(2023年2月時点)だ。
100株だと「約64万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、富士フィルムホールディングス(4901)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数920円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
富士フィルムの場合、保有期間が1年未満の場合、商品を購入しないと特をしない優待なので、優待利回りは0%だ。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日と9月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すればOKだ。
9月は、9月27日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月28日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
富士フィルムホールディングス(4901)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の富士フィルムホールディングス(4901)は魅力的かを見ていこう。
富士フィルムホールディングス(4901)の配当利回りは1.88%だ。
100株分、約64万円投資したら→年間12,000円。
500株分、約320万円投資したら→年間60,000円がもらえる。
配当はちょっと物足りないね。
配当の基準日は?
富士フィルムホールディングス(4901)の配当の基準日は3月末日と9月末日だ。
実際の権利確定日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に富士フィルムホールディングス(4901)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは1.88%だ。
うーん、かなり物足りない内容だね。
だいたい、株主優待がヘルスケア商品の優待価格販売って、お金を払わないと得をしない内容だし、株主優待だったらもっとちゃんと株主に還元する内容にしてもらいたいものだ。
残念ながら、優待や配当を目当てに投資するような銘柄ではなかった。
次に行こう。