前編では、僕が腕時計を買おうと思った経緯を説明したが、今日は僕がどうしてロレックスのエクスプローラーⅠを買おうと思ったかを説明したい。
僕はロレックス以外の時計を全く欲しいとは思わない。
そう思ったのは、ある友人と会ったことがきっかけだ。
100万円の時計
その友人は高校の同級生で、年に数回会うんだけれども、ある時その友人の腕を見ると、地味な腕時計をしていた。
証券会社に勤める金融マンのその友人は、なかなかのオシャレさんなので、着ている服とその地味な腕時計のギャップに少しだけ違和感を感じた。
だから僕は、
「時計買ったの?似合ってないね(笑)」
とつっこんだ。
すると、「これ100万円近くするんだぜ〜」
「100万円!?」
よく見るとロレックスだ。
当時ロレックスについて全く無知だった僕は驚いた。
高級時計が欲しいと思っていたものの、デザインが地味だと思い、ロレックスは全く候補に入れていなかったんだ。
“投資”として時計を買うということ
友人は、その時計を買った理由をこう説明してくれた。
「この時計、サブマリーナっていって、ロレックスと言えばっていうくらい1番王道な時計なんだけど、中古市場でも全く価格が落ちないんだよ。
むしろ、新品よりも高く出回っているくらいなんだ。
だからおれは、投資としてこの時計を買ったんだ。」
衝撃を受けた。
だいたい、モノは買った瞬間に価値が下がり、中古市場では、新品の価格よりも安い価格で出回わることが当たり前だと思っていた。
車だって、家だって、多くの場合そうだと思う。
時計だって、タグホイヤーやIWCはそうだ。
けど、ロレックスの場合、特にサブマリーナなどのスポーツモデルと呼ばれるモデルは、そもそも世界的に生産数が少なく、なかなか手に入れることができない。
正規店でさえ、店頭に並ぶことがほとんどないんだ。
例え、店舗に在庫があったとしても、お得意さんにしか見せないとの噂まである。
ロレックスの人気モデルは、発売日も入荷日も明かされていないため、人気モデルを正規店で購入するために、何度も正規店に足を運ぶ人もいて、それをロレックスマラソンと言ったりもする。
ロレックスマラソンについては、以下の記事も併せてご覧頂きたい。
こんな人は買えない。ランナーのツイートから学ぶ。ロレックスマラソンを完走するために必要な3つのポイント

ロレックス サブマリーナ
ロレックスは値崩れしない
どうして、そこまでして正規店で買いたい人がいるのかというと、定価で買えるからだ。
インターネットで「ロレックス」と調べれば、並行輸入品を扱っているお店がたくさん見つかる。
けど、そういったお店のほとんどが、定価よりも20〜30%も高い値段で売っているんだ。
だから、定価で買える正規店で買いたいと思う。
けれども、正規店で人気モデルに出会える確率は非常に低い。
だから、中古市場でも価格が落ちないんだ。
例えば、ロレックスの「サブマリーナノンデイト」という時計の場合、定価は766,800円(税込)だ。(2019年時点)
それが、コメ兵という中古店では、100万円以上で売られている。
ロレックスの最新の定価についてはこちら
一方で、タグホイヤーの人気モデル「カレラクロノ・キャリバーホイヤー01・グレーファントムTI自動巻」の場合、定価が750,600円に対して、コメ兵の中古価格は定価の約6割の439,800円だ。
さらに、IWCの「アクアタイマー」というスポーツモデルの場合、定価が739,800円に対して、コメ兵の中古価格は、こちらも定価の約6割の439,800円だ。
つまり、ロレックスの人気モデルを買うことは、”投資”になる。
他のブランドの高級腕時計を買うことは”浪費”になるということだ。
時計を見ればその人の金融リテラシーが分かる
このことを知ってから、僕の時計を見る目が変わった。
ロレックス以外の時計を買う気が一切なくなった。
そして、ロレックスの人気モデルを身につけている人を見ると、「この人は金融リテラシーがある人なんだな」と思うようになった。
ロレックスを身に着けている人の多くが、資産価値があるからロレックスを選んでいるんだ。
逆に言うと、資産価値があるからロレックスはお金持ちに選ばれる。
僕は、すぐに価値が半減するような時計に数十万円も出す人の気が知れない。
まあ、デザインが気に入ったとか、人それぞれに理由はあるんだと思うけれども。
とにかく、僕は、ロレックスのスポーツモデルを買おうと決意した。
その中でも、エクスプローラーⅠという時計を選んだ。
僕がどうやって、このエクスプローラーⅠを正規店で購入できたかは、また別の機会に説明したい。
僕がロレックスの「エクスプローラーⅠ」を正規店で購入できた理由
また、エクスプローラーⅠの歴代モデルや、投資をするならどのモデルにするべきかは、以下の記事で紹介している。
是非併せて読んでみてもらいたい。