僕は今まで、腕時計という腕時計をしてこなかった。
だって、時間を知りたければスマホを見ればいいし、特に必要性を感じなかったから。
けど、2年ほど前、ある出来事をきっかけに僕は腕時計を買おうと決意した。
腕時計はマナー?
その出来事とは、会社の後輩の結婚式。
当然僕は着けていく時計を持っていなかったから、腕に何も着けずに後輩の結婚式に参加した。
すると、あることに気がついた。
みんな腕時計をしているんだ。(当然かもしれないけど、当時の僕には衝撃だった。)
みんなオメガやIWC、タグホイヤーなど、普段会社には着けてこないのに、ここぞとばかりに高級腕時計を身につけていたんだ。
なんだか急に腕時計を着けていない自分が恥ずかしくてたまらなくなったのを今でも覚えている。
この経験から僕は、腕時計を身につけることは、社会人としてマナーだということに気がついた。(本当は結婚式では腕時計を着けないことが正しいマナーのようだけれども。)
それから、僕の腕時計探しの旅が始まった。
高級時計に憧れる日々
最初は、ファッション雑誌などを見て、タグホイヤーやIWCなんかがかっこいいなぁと思っていた。
僕が最初に欲しいと思ったのは、タグホイヤーのアクアレーサーとIWCのパイロット・ウォッチ・マーク XVIIIだ。

タグホイヤー アクアレーサー

IWC パイロット・ウォッチ・マーク XVIII
どっちもタイプは違うけれども、なんかかっこいいなぁと思ったんだ。
けど、どちらも高い。
価格は30万円から60万円ほど。
こんな高い時計が欲しいなんて、妻に口が裂けても言えない。
けど、一度時計を意識してしまうと、人の時計にやたらと目が行くようになるんだよね。
僕が欲しいと思っていたタグホイヤーやIWCの時計を着けている人なんかを見ると、羨ましくてたまらなかった。
けど、そんな想いも、ある出来事をきっかけに大きく変わることになる。
今はロレックス以外の時計なんて全く欲しいとは思わない。
後編に続く