気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、TBSホールディングス(9401)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. TBSホールディングス(9401)とは?
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株式会社TBSホールディングスは、東京都港区赤坂に本社を置く、日本の認定放送持株会社です。
傘下に関東広域圏を放送対象地域とするテレビジョン放送の特定地上基幹放送事業者である株式会社TBSテレビ、関東広域圏を放送対象地域とする中波放送(AMラジオ)の特定地上基幹放送事業者である株式会社TBSラジオ、BSデジタル放送の衛星基幹放送事業者であるBS-TBSを収めています。
1951年に「株式会社ラジオ東京」として設立されました。
1955年にはアナログテレビジョン放送を開始。
1960年10月10日には東京証券取引所に株式を上場。
同年11月29日に商号を「株式会社東京放送」、略称を「TBS」に変更しました。
直近は、2022年にNetflixと5年間の戦略的提携契約を締結。
2023年には、アドバンテッジ パートナーズが保有しているやる気スイッチグループホールディングスの全株式を取得し、傘下に収めました。
また、ParaviとU-NEXTのサービス統合に伴い、U-NEXTから同社株式20%分を取得すると同時に、パートナーシップ協定を6月29日付で締結。
2024年1月には、アニメーションIP開発、および映像コンテンツの共同製作を主軸に据えることを前提に松竹株式会社との資本業務提携を結びました。
そんなTBSホールディングス(9401)の現在の社員数は6,586人です。
2. TBSホールディングス(9401)の時価総額は?
TBSホールディングス(9401)の時価総額は 7,123億円です。(2024年時点)
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時価総額ランクで言うと、Aランクです。
3. TBSホールディングス(9401)の株価とPERと配当利回りは?
次にTBSホールディングス(9401)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:4,331円(2024年4月時点)
TBSホールディングス(9401)の株価は、4,331円です。
100株単位で売買できるので、約43万円から投資をすることができます。
うーん、少し高いですね。
これでは気軽に投資できません。
PER:19.7倍(2024年4月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
TBSホールディングス(9401)の場合、PERは19.7倍です。
20倍以下なので、適正水準といえます。
ただ、どちらかというと少し割高ですね。
配当利回り:1.02%(2024年4月時点)
続いて、配当利回りです。
TBSホールディングス(9401)の場合、100株投資をしてもらえる配当は4,400円です。
配当利回りを計算すると、1.02%。
少しはあるという感じです。
配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。
なお、TBSホールディングス(9401)の場合、株主優待としてQUOカードなどがもらえます。
TBSホールディングス(9401)の株主優待については↓に詳しくまとめているので併せてご覧下さい。
4. TBSホールディングス(9401)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
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こちらには、長期の月足チャートを示しました。
過去に2回大きなピークをつけていますね。
上場来高値は、2000年2月につけた6,250円です。
ただ、直近そこを目指す動きとなっています。
次に短期のチャートです。
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こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
いいですね。
短期で見るとキレイな右肩上がりのチャートとなっています。
5. TBSホールディングス(9401)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/04/53c75ae07939fbcba87b5da860317892.png)
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
売上高は横ばいですね。
規模としては3,500億円ほど。
このあたりで推移しています。
ちなみに、TBSホールディングス(9401)の決算月は3月です。
6. TBSホールディングス(9401)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/04/df39bc6d9f40366d3aff2feac7136702.png)
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
途中減配もありましたが、引いてみると右肩上がりで配当は増えています。
7. TBSホールディングス(9401)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
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EPSは右肩上がりです。
いいですね。
8. TBSホールディングス(9401)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
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BPSも比較的堅調です。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、8.62%です。
つまり、年間8.62%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
9. TBSホールディングス(9401)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それではTBSホールディングス(9401)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
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直近のROEは、4.51%です。
テレビ業界は総じてROE低いですね。
もちろん長期投資をする上でマイナスポイントです。
ちなみに、流動比率は2.01倍です。
こちらは1倍を上回っているので問題ありません。
10. TBSホールディングス(9401)の今後をまとめると
なにかと風当たりの強いテレビ業界ですが、数字をみると、思ったより全然良かったです。
ただ、YouTubeなどの台頭で、テレビがオワコンと呼ばれて久しい昨今、今の事業形態を維持しながら今後生き残れるかが心配です。
そんな危機感からも、動画配信サービスとの連携やM&Aを積極的に行ってきたのだと考えられます。
今後のメディアの動向も含めて、個人的にも少し気になる銘柄でした。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。