気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)とは?
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループは、横浜銀行と東日本銀行を傘下に置く金融持株会社です。
2014年11月14日に横浜銀行と東日本銀行の間で経営統合に合意。
2015年9月8日に両行の取締役会にて、株主総会の承認と金融庁の認可を得られることを前提に、株式移転の方式により両行の完全親会社として設立されることが決議されました。
総資産ではふくおかフィナンシャルグループを抜き、地方銀行グループ最大となります。
略称は「コンコルディアFG」。
東京都中央区に本社を置きます。
日経平均株価の構成銘柄の一つ。
そんなコンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の現在の社員数は5,825人です。
2. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の時価総額は?
コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の時価総額は 9,558億円です。(2024年時点)
時価総額ランクで言うと、Aランクです。
3. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の株価とPERと配当利回りは?
次にコンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:821円(2024年8月時点)
コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の株価は、821円です。
100株単位で売買できるので、約8万円から投資をすることができます。
いいですね。
10万円以下で購入できる日本株です。
こういった銘柄が増えると投資初心者も投資がしやすくなります。
PER:12.7倍(2024年8月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の場合、PERは12.7倍です。
15倍以下なので、適正水準といえます。
配当利回り:3.17%(2024年8月時点)
続いて、配当利回りです。
コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の場合、100株投資をしてもらえる配当は2,600円です。
配当利回りを計算すると、3.17%。
良いですね。
高配当の部類に入ります。
配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。
なお、コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の場合、株主優待として定期預金金利上乗せなどがもらえます。
コンコルディアフィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の株主優待については、↓にまとめていますので、併せてご覧下さい。
4. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
うーん、まだデータが少なくてなんとも言えませんね。
ただ、直近は右肩上がりで株価を伸ばせています。
次に短期のチャートです。
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
短期も右肩上がりですね。
ただ、直近大きく下落しています。
5. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
うーん、2021年度まで右肩下がりとなってしまっています。
直近はやや盛り返していますが、あまり良くないですね。
ちなみに、コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の決算月は3月です。
6. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当は少しずつですが、毎年増配し、右肩上がりでその額を増やしています。
良いですね。
7. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
うーん、EPSはデコボコです。
良くないですね。
8. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
BPSは少しずつですが伸ばせています。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、3.43%です。
つまり、年間3.43%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
9. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それではコンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
直近のROEは、5.23%です。
うーん、ROEも低いですね。
だんだんと下がってきてしまっているのが気になりますね。
ちなみに、直近の流動比率は32.4倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
10. コンコルディア・フィナンシャルグループ[横浜銀行](7186)の今後をまとめると
良くないですね。
各数字の伸びはどれもパッとしませんでした。
個人的には、これでは到底投資をする気にはなれませんでした。
気になる方はぜひIRなどチェックしてみて下さい。