気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、横浜ゴム(5101)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. 横浜ゴム(5101)とは?
横浜ゴム株式会社は、古河グループのタイヤ・ゴムメーカーです。
2016年度のタイヤ販売額シェアで、日本国内ではブリヂストン、住友ゴムに次いで第三位。
世界では第八位です。
ヨコハマタイヤのブランド名で知られています。
かつてはドイツのコンチネンタルタイヤの総輸入元でしたが同社の日本法人設立に伴い、販売代理店となりました。
日経平均株価の構成銘柄の一つ。
そんな横浜ゴム(5101)の現在の社員数は28,468人です。
2. 横浜ゴム(5101)の時価総額は?
横浜ゴム(5101)の時価総額は 6,210億円です。(2024年時点)
時価総額ランクで言うと、Aランクです。
3. 横浜ゴム(5101)の株価とPERと配当利回りは?
次に横浜ゴム(5101)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:3,863円(2024年4月時点)
横浜ゴム(5101)の株価は、3,863円です。
100株単位で売買できるので、約39万円から投資をすることができます。
少し高いですね。
ただ、日本株の中では一般的な価格帯です。
PER:8.34倍(2024年4月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
横浜ゴム(5101)の場合、PERは8.34倍です。
10倍以下なので、割安ですね。
良いですね。
配当利回り:2.41%(2024年4月時点)
続いて、配当利回りです。
横浜ゴム(5101)の場合、100株投資をしてもらえる配当は9,300円です。
配当利回りを計算すると、2.41%。
高配当とまではいえませんが、日本株の中では配当がある方です。
配当金の権利確定日は、毎年6月末日と12月末日です。
なお、横浜ゴム(5101)の場合、株主優待はありません。
4. 横浜ゴム(5101)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
良いですね。
右肩上がりです。
特に直近の上昇がすごいですね。
上場来高値を更新し続けています。
次に短期のチャートです。
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
いいですね。
短期で見ても右肩上がりのチャートとなっています。
5. 横浜ゴム(5101)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
2020年度まではほぼ横ばいだったのですが、直近はしっかりと売上高を伸ばせています。
売上高1兆円に届きそうな勢いですね。
ちなみに、横浜ゴム(5101)の決算月は12月です。
6. 横浜ゴム(5101)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当も2021年度までは横ばいで、その後大きく伸ばしています。
今後も増配が期待できるかもしれません。
7. 横浜ゴム(5101)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
うーん、デコボコしていますね。
ただ、引いて見ると、右肩上がりで伸ばせているようにも見えます。
微妙ですね。
8. 横浜ゴム(5101)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
BPSはしっかりと伸ばせています。
良いですね。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、11.7%です。
つまり、年間11.7%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
素晴らしい。
9. 横浜ゴム(5101)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それでは横浜ゴム(5101)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
直近のROEは、9.09%です。
ギリギリ合格ラインを超えられていませんが、過去を見ると比較的高い数字が並んでいます。
良いですね。
ちなみに、流動比率は1.72倍です。
こちらは1倍を上回っているので問題ありません。
10. 横浜ゴム(5101)の今後をまとめると
悪くないですね。
すごく光るものがあるかというとそうではないのですが、PERも低いですし、配当もそこそこ。
数字は、BPSの伸びとROEが良かったです。
今株価がすごい勢いで伸びているので、調整局面を見極めた上での投資はありなのかもしれません。
個人的にも気になるので、しっかりと動向をウォッチしていきたい銘柄でした。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。