日本株分析

「超高ROE!」ZOZO(3092)の今後の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、ZOZO(3092)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. ZOZO(3092)とは?

株式会社ZOZOは、千葉県千葉市稲毛区に本社を置くインターネット企業です。

 LINEヤフー(ソフトバンクグループ)の連結子会社。
日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」、古着下取サービス「ZOZOUSED」などのサービスを運営しています。

2023年時点でアクティブ会員数が1000万人を超えているそうです。

すごいですね。
誰もが一度はZOZOTOWNで買い物をしたことがあるのではないでしょうか。

そんなZOZO(3092)の現在の社員数は1,297人です。

2. ZOZO(3092)の時価総額は?

ZOZO(3092)の時価総額は 9,729億円です。(2024年時点)

時価総額ランクで言うと、Aランクです。

3. ZOZO(3092)の株価とPERと配当利回りは?

次にZOZO(3092)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:3,242円(2024年1月時点)

ZOZO(3092)の株価は、3,242円です。
100株単位で売買できるので、約32万円から投資をすることができます。

少し高いですが、日本株の中では普通ですね。

PER:23.2倍(2024年1月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

ZOZO(3092)の場合、PERは23.2倍です。

20倍を超えているので、割高です。

配当利回り:3.02%(2024年1月時点)

続いて、配当利回りです。
ZOZO(3092)の場合、100株投資をしてもらえる配当は9,800円です。
配当利回りを計算すると、3.02%。

配当はなかなか良いですね。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。

なお、ZOZO(3092)の場合、株主優待はありません。

ZOZOTOWNで使えるクーポンなどがもらえると思っていたのですが、残念ですね。

4. ZOZO(3092)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

ZOZO(3092) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

引いて見ると、右肩上がりで推移しているように見えます。

ただ、2018年の株価の下げがすごいですね。
たった1年で株価が半分になってしまっています。

その後、ヤフーの傘下に入った2019年以降は比較的堅調に推移しています。

次に短期のチャートです。

ZOZO(3092) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

短期で見ると、2023年8月までは下降トレンドを描いていたのですが、8月に押し目をつけてから切り返し、直近は上昇トレンドとなっています。

5. ZOZO(3092)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

良いですね。
しっかりと右肩上がりで伸びています。

ちなみに、ZOZO(3092)の決算月は3月です。

6. ZOZO(3092)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当もしっかりと右肩上がりで増えています。
今後も増配が期待できそうですね。

7. ZOZO(3092)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

EPSは2019年度までは横ばいでしたが、その後はしっかりと伸ばせています。
良いですね。

8. ZOZO(3092)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSは2018年度は下げましたが、その後はしっかりと伸ばせています。
良いですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、18.0%です。
つまり、年間18.0%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

成長率は素晴らしいです。

9. ZOZO(3092)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではZOZO(3092)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは、51.6%です。

すごいですね!
ROEは、50%をコンスタントに超えています。
めちゃめちゃ高ROEです。
日本株の中でもトップクラスです。かなり経営が上手いということがわかります。

ちなみに、流動比率は1.71倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。

10. ZOZO(3092)の今後をまとめると

ZOZOというと退任した前澤元社長の話題ばかりネットニュースにのぼりがちですが、実はかなり良い経営をしているということがわかります。

時価総額1兆円のすごい企業ですし、なんといってもROEが高いのが魅力です。
間違いなく優良企業です。
個人的にも気になる銘柄です。

気になる方はIRなどをチェックしてみて下さい。