日本株分析

【優良銘柄】ダイフク(6383)の今後の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、ダイフク(6383)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. ダイフク(6383)とは?

株式会社ダイフクは、大阪市西淀川区に本社を置く物流システム、自動倉庫などを取り扱うマテリアルハンドリングメーカーです。

自動車生産ラインのコンベアシステム、洗車機、電子機器用部品などの製造も手がけています。
2014年から9年連続世界シェア第1位となる世界最大手企業です。

2018年にはファーストリテイリングと包括的提携を結び、物流倉庫の自動化を推進。
両社が協業して9割を省人化した自動倉庫です。
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長からは「世界で一番信頼でき、最後まで一緒にやってもらえるところはダイフクしかないと思っている」とまで言われています。
ダイフク、すごい信頼されているんですね。

ちなみに、海外比率は65%です。

そんなダイフク(6383)の現在の社員数は13,020人です。

2. ダイフク(6383)の時価総額は?

ダイフク(6383)の時価総額は 1.06兆円です。(2023年時点)

時価総額ランクで言うと、AAランクです。

3. ダイフク(6383)の株価とPERと配当利回りは?

次にダイフク(6383)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:2,859円(2023年12月時点)

ダイフク(6383)の株価は、2,859円です。
100株単位で売買できるので、約29万円から投資をすることができます。

うーん、ちょっと高いですが、日本株の中では一般的な価格です。

PER:26.5倍(2023年12月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

ダイフク(6383)の場合、PERは26.5倍です。

20倍以上なので、割高です。
ただ、それだけ人気を集めている企業だということが言えると思います。

配当利回り:1.30%(2023年12月時点)

続いて、配当利回りです。
ダイフク(6383)の場合、100株投資をしてもらえる配当は3,700円です。
配当利回りを計算すると、1.30%。

配当は少ないですね。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。

なお、ダイフク(6383)の場合、株主優待はありません。

4. ダイフク(6383)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

ダイフク(6383) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

上場は1961年の10月です。
いいですね。
右肩上がりのチャートです。
長期投資が報われています。

ただ、直近は2021年1月をピークにやや株価を下げてしまっています。

次に短期のチャートです。

ダイフク(6383) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

うーん、こちらはあまり方向感が見えませんね。

5. ダイフク(6383)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

良いですね。
売上高は右肩上がりで伸ばせています。

ちなみに、ダイフク(6383)の決算月は3月です。

6. ダイフク(6383)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当も増えていますね。
良いですね。

7. ダイフク(6383)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

2019年度には一度大きく下げましたが、その後は右肩上がりで回復し、直近はコロナ前の水準を上回っています。
良いですね。

8. ダイフク(6383)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSはキレイな右肩上がりです。
こちらも良いです。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、15.0%です。
つまり、年間15.0%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

素晴らしいですね。

9. ダイフク(6383)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではダイフク(6383)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは、12.4%です。

しっかりと合格ラインを超えています。
素晴らしいです。
過去を見ても、安定して合格ラインを超えています。

ちなみに、流動比率は2.14倍です。
こちらは1倍を超えているので全く問題ありません。

10. ダイフク(6383)の今後をまとめると

優良銘柄ですね。

各数字の伸びもよく、そつなくこなす優等生タイプという印象でした。
ただ、現在かなり盛り上がっていてPERも高めなので、今すぐにほしいというわけではありませんが、なにかのキッカケで大きく下げたら個人的にも欲しいと思える銘柄です。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。