日本株分析

「株価は右肩上がりだが・・・」住友不動産(8830)の今後の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、住友不動産(8830)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. 住友不動産(8830)とは?

住友不動産株式会社は、東京都新宿区西新宿に本社を置く、住友グループに属する大手不動産会社です。

三井不動産と三菱地所に次ぐ大手不動産ディベロッパー。

分譲・賃貸などリテール事業に強いのが特徴です。

2014年のマンション供給戸数ランキングでは全国1位(6,308戸)、首都圏1位(5,190戸)、近畿圏8位(677戸)。
また都内を中心に200を超えるビルを保有・運営しています。

2018年時点での土地保有額は競合の三井不動産や三菱地所を上回り全産業中1位。

日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つです。

以下は四季報より引用

総合不動産大手の一角。
オフィスビル賃貸が主力事業で、マンション分譲でも業界上位。
定価制で先行した住宅リフォーム「新築そっくりさん」でも有名。
旧財閥系だが、三菱地所や三井不動産と違って財閥解体時にまとまった資産を受け継ぐことなく独立。
ビルの売買事業はほぼ行わず、賃貸収入による経営の安定化を目指し、東京都区部で保有物件を徐々に積み上げてきた。
青田売りが一般的なマンション販売でも、利益率重視で売り急がない独自方針を貫く。

新築そっくりさんって、気になったのですが、建て替え費用の約50〜70%で新築同然の住宅にリフォームするサービスだそうです。

すごいですね!
謳い文句どおり、まるで新築です。

2. 住友不動産(8830)の時価総額は?

住友不動産(8830)の時価総額は 2.65兆円です。(2024年時点)

時価総額ランクで言うと、AAランクです。

3. 住友不動産(8830)の株価とPERと配当利回りは?

次に住友不動産(8830)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:5,589円(2024年4月時点)

住友不動産(8830)の株価は、5,589円です。
100株単位で売買できるので、約56万円から投資をすることができます。

高いですね。
これだと気軽に投資ができません。

PER:15.1倍(2024年4月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

住友不動産(8830)の場合、PERは15.1倍です。

ほぼ15倍なので、適正水準といえます。

配当利回り:1.06%(2024年4月時点)

続いて、配当利回りです。
住友不動産(8830)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年5,900円です。
配当利回りを計算すると、1.06%。

配当は少しだけあるという感じですね。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日9月末日です。

なお、住友不動産(8830)の場合、株主優待はありません。

4. 住友不動産(8830)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

住友不動産(8830) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

結構動きが激しいですね。
リーマンショックで2008年から2009年に大きく下げて、また2012年からすごい勢いで上昇しました。
その後は上値を切り下げながら推移していましたが、2023年以降再びすごい勢いで上昇しました。

直近は、上場来高値を更新しています。

次に短期のチャートです。

住友不動産(8830) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

短期で見ると、かなりしっかりとした上昇トレンドですね。
まだまだ上がりそうです。

5. 住友不動産(8830)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

売上高はほぼ横ばいですね。
ただ、安定して9,000億円を超える規模となっています。

ちなみに、住友不動産(8830)の決算月は3月です。

6. 住友不動産(8830)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当は右肩上がりで増えています。
良いですね。
今後も増配が期待できそうです。

7. 住友不動産(8830)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

EPSはしっかりと右肩上がりで伸ばせていますね。
良いですね。

8. 住友不動産(8830)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSもキレイな右肩上がりです。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、10.2%です。
つまり、年間10.2%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

素晴らしいですね。

9. 住友不動産(8830)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それでは住友不動産(8830)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは9.00%です。

合格ラインを超えていませんが、ほぼ10%ですし、過去を見ても10%を超える高ROEとなっています。
いい経営ができている会社だと言えそうです。

10. 住友不動産(8830)の今後をまとめると

優良銘柄です。
数字がいずれも良かったです。

ただ、やはり今後日本も金利が上がることを考えると、単純にこれまでの業績の伸びが良いからといって投資をしない方がいいのではないかなと思います。
当然、金利が上がると、不動産価格は下落するので、これまで通りの業績が出せるかというと疑問です。
僕は、今後不動産関連銘柄総崩れの未来を予想しています。

是非その辺りも考慮して投資先を検討してみて下さい。

とはいえ、短期で見ると利益を得られる可能性は十分あります。

気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。