日本株分析

りそなホールディングス(8308)の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、りそなホールディングス(8308)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. りそなホールディングス(8308)とは?

株式会社りそなホールディングスは、りそな銀行、埼玉りそな銀行等を傘下に置く金融持株会社です。

金融グループの名称はりそなグループ。

2001年12月に株式会社大和銀行、株式会社近畿大阪銀行、株式会社奈良銀行の共同金融持株会社である株式会社大和銀ホールディングス(だいわぎんホールディングス)として設立されました。
さらに、2002年3月には株式会社あさひ銀行も経営統合し、4月からはグループ名をりそなグループとしています。

また同年10月には、商号を株式会社大和銀ホールディングスから現在の株式会社りそなホールディングスへと変更しました。

2003年には、当時不良債権処理に苦しむりそなホールディングスを政府が救済を決定。
同年7月に傘下のりそな銀行に1兆9600億円の公的資金を注入し、実質国有化されました。
公的資金の残高はピーク時には3兆円を超えています。

ただ、その後、JR東日本副社長だった細谷英二氏を招聘し、店舗を午後5時まで営業するなどサービス改革を進めて再建しました。
その結果、ピーク時に3兆円超あった公的資金は2015年6月に完済。
年中無休店や24時間決済、印鑑レスにいち早く取り組んだ会社です。

なかなか波瀾万丈な経緯ですね。

日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つとなっています。

2. りそなホールディングス(8308)の時価総額は?

りそなホールディングス(8308)の時価総額は 1.91兆円です。(2023年時点)

時価総額ランクで言うと、AAランクです。

3. りそなホールディングス(8308)の株価とPERと配当利回りは?

次にりそなホールディングス(8308)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:814円(2023年9月時点)

りそなホールディングス(8308)の株価は、814円です。
100株単位で売買できるので、約8万円から投資をすることができます。

10万円以下で投資ができるので、日本株の中では比較的お手頃な価格ですね。

PER:12.8倍(2023年9月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

りそなホールディングス(8308)の場合、PERは12.8倍です。

15倍以下なので、適正ラインと言えそうです。

配当利回り:2.70%(2023年9月時点)

続いて、配当利回りです。
りそなホールディングス(8308)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年2,200円です。
配当利回りを計算すると、2.70%。

高配当とまではいきませんが、日本株の中では配当がある方だと思います。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。

なお、りそなホールディングス(8308)の場合、株主優待として、保有株式数に応じた「クラブポイント」がもらえます。

りそなホールディングス(8308)の株主優待については、↓で詳しくまとめているので、併せてご確認下さい。

りそなホールディングス(8308)の株主優待と配当はオススメか?今日も日本株でおトクな銘柄を探していきましょう。 今回はりそなホールディングス(8308)の株主優待と配当について分析していきたいと思...

4. りそなホールディングス(8308)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

りそなホールディングス(8308) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

2006年に大きく打ち上がって、その後は下げて以降は底値圏を停滞しています。

すごいですね。
ピークの4000円台後半で持っていた人は、一時期株価が10分の1になってしまっています。
これを見ると、株って怖いなぁと思ってしまいますよね。

だからこそ、しっかりと分析することが必要です。

次に短期のチャートです。

りそなホールディングス(8308) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

2023年3月に、米シリコンバレーバンクなどの経営破綻を受け、他の銀行株と同様に大きく下げましたが、その後は再び上昇し、直近は年初来高値となっています。

5. りそなホールディングス(8308)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

うーん、横ばいですね。
ただ、2018年度以降は安定して売上高8000億円を超えています。

6. りそなホールディングス(8308)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

数年に1度、少しだけ増配されています。
毎年のように増配されるようなイケイケな感じではないですね。

7. りそなホールディングス(8308)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

うーん、良くないですね。
2017年度以降右肩下がりで推移しています。
ただ、直近の2022年度は大きく改善しています。
今後もこれが継続できるかがポイントとなりそうです。

8. りそなホールディングス(8308)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSは比較的堅調です。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、4.22%です。
つまり、年間4.22%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. りそなホールディングス(8308)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではりそなホールディングス(8308)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは6.38%です。

合格ラインの10%を下回っています。
銀行はどこもこんなものです。

10. りそなホールディングス(8308)の今後をまとめると

低PERで配当がそこそこある点は魅力的ですが、過去の数字が良くなく、これまでのデータをもとに長期投資という点では評価できません。

しかし、今後の改革などに期待しての投資なら可能性がないこともないです。
とはいえ、個人的には無理して投資をする銘柄ではありません。

気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。