日本株分析

横河電機(6841)の今後の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、横河電機(6841)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. 横河電機(6841)とは?

横河電機株式会社は、東京都武蔵野市に本社を置く、工業計器・プロセス制御システム専業の大手電機メーカーです。

横河建築設計事務所や横河ブリッジホールディングスは兄弟会社にあたります。

本社のある武蔵野市には、横河電機をはじめグループ会社の本社が集中しているそうです。

この分野では日本国内最大手、世界6大メーカー(グローバル・ビッグ6)の一つ。
売上の70%が海外事業で、かつ従業員の70%が外国籍というグローバル企業です。

日経平均株価の構成銘柄の一つで、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つです。

そんな横河電機(6841)の現在の社員数は17,715人です。

2. 横河電機(6841)の時価総額は?

横河電機(6841)の時価総額は 7,987億円です。(2024年時点)

時価総額ランクで言うと、Aランクです。

3. 横河電機(6841)の株価とPERと配当利回りは?

次に横河電機(6841)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:3,070円(2024年2月時点)

横河電機(6841)の株価は、3,070円です。
100株単位で売買できるので、約31万円から投資をすることができます。

30万円以上なので、少し高いですが、日本株の中では普通の価格帯ですね。

PER:14.8倍(2024年2月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

横河電機(6841)の場合、PERは14.8倍です。

15倍以下なので、適正水準といえます。

配当利回り:1.30%(2024年2月時点)

続いて、配当利回りです。
横河電機(6841)の場合、100株投資をしてもらえる配当は4,000円です。
配当利回りを計算すると、1.30%。

配当はそこそこといった感じです。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。

なお、横河電機(6841)の場合、株主優待はありません。

4. 横河電機(6841)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

横河電機(6841) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

2006年から大きく下落し、2008年に底を打って、そこからはしっかり上昇しています。
現在は上場来高値を更新しています。

良いですね。
比較的長期投資が報われている銘柄といえます。

次に短期のチャートです。

横河電機(6841) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

短期で見ても、しっかりとした上昇トレンドとなっていますね。

5. 横河電機(6841)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

うーん、横ばいです。
なんともいえません。

ちなみに、横河電機(6841)の決算月は3月です。

6. 横河電機(6841)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当は右肩上がりです。
良いですね。

7. 横河電機(6841)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

EPSはデコボコです。
直近は伸ばせていますが、長期投資の理想とする右肩上がりとはなっていません。

8. 横河電機(6841)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

こちらはキレイな右肩上がりです。
バッチリです。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、6.78%です。
つまり、年間6.78%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. 横河電機(6841)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それでは横河電機(6841)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは、10.3%です。

良いですね。
合格ラインを超えています。

ただ、過去を見ると、安定して合格ラインを超えられているわけではないので、今後これが継続できるかがポイントになります。

ちなみに、直近の流動比率は1.86倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。

10. 横河電機(6841)の今後をまとめると

BPSはよかったのですがそれ以外はパッとしませんでした。

個人的にも今すぐほしいという感じではありませんでした。

現在、日本株は大きく上昇する銘柄とそうでない銘柄、明暗がはっきりと分かれている状態です。
そんな状況の中で「買うべき銘柄」を一緒に見ていきましょう。