気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、積水ハウス(1928)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. 積水ハウス(1928)とは?
積水ハウス株式会社は、大阪府大阪市北区に本社を置く日本の住宅メーカーです。
戸建住宅、分譲マンション・アパートなどの鉄骨・木造住宅の施工、販売を行っています。
戸建住宅では業界首位の会社です。
さらに、不動産業を営むとともに建設資材の販売も手掛けています。
1960年に積水化学工業株式会社ハウス事業部を母体とし、同年の8月に独立をして、積水ハウス産業株式会社を資本金1億円にて設立。
1963年に現在の社名の積水ハウス株式会社に商号を変更しました。
そんな積水ハウスの従業員数は24,775人。
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つとなっています。
2. 積水ハウス(1928)の時価総額は?
積水ハウス(1928)の時価総額は 2.17兆円です。(2024年時点)
時価総額ランクで言うと、AAランクです。
3. 積水ハウス(1928)の株価とPERと配当利回りは?
次に積水ハウス(1928)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:3,353円(2024年3月時点)
積水ハウス(1928)の株価は、3,353円です。
100株単位で売買できるので、約34万円から投資をすることができます。
少し高いですが、日本株の中では一般的な価格です。
PER:10.7倍(2024年3月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
積水ハウス(1928)の場合、PERは10.7倍です。
ほぼ10倍なので割安と言えます。
配当利回り:3.73%(2024年3月時点)
続いて、配当利回りです。
積水ハウス(1928)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年12,500円です。
配当利回りを計算すると、3.73%。
良いですね。
高配当銘柄です。
配当金の権利確定日は、毎年1月末日と7月末日です。
なお、積水ハウス(1928)の場合、株主優待として魚沼産コシヒカリ5kg(新米)がもらえます。
ただし、対象は1,000株以上保有している株主です。
積水ハウス(1928)の株主優待について詳しくは↓をご確認下さい。
4. 積水ハウス(1928)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
良いですね。
長期で見ると右肩上がりで推移しています。
しっかりと長期投資が報われていますね。
特に直近の上昇の勢いはすごいですね。
次に短期のチャートです。
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
短期で見てもキレイな右肩上がりとなっています。
いいですね。
勢いを感じます。
5. 積水ハウス(1928)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
良いですね。
右肩上がりで伸ばせています。
ちなみに、積水ハウス(1928) の決算月は1月です。
6. 積水ハウス(1928)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当もちょっとずつですが増えています。
現在、13期連続で増配中とのことです。
良いですね。
配当性向は40%とやや高めです。
7. 積水ハウス(1928)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
2020年度までは横ばいでしたが、直近3年間は大きく伸ばせています。
いいですね。
8. 積水ハウス(1928)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
BPSはしっかりと右肩上がりとなっています。
良いですね。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、7.82%です。
つまり、年間7.82%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
9. 積水ハウス(1928)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それでは積水ハウス(1928)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
直近のROEは11.5%です。
合格ラインをしっかりと超えています。
良いですね。
10. 積水ハウス(1928)の今後をまとめると
低PERで高配当、さらに、各数字の伸びも良かったです。
いいですね。
かなりの優良銘柄です。
おすすめ日本株といえます。
個人的にも気になっています。
ただ、住宅建設(特に日本での)って今後どうなるんでしょうか。
今はたくさん建てていますが、将来的にどうなるのか、そこらへんはちょっと考える必要があるかもしれません。
気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。