日本株分析

TDK(6762)の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、TDK(6762)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. TDK(6762)とは?

TDK株式会社は、日本の電気機器製造会社です。

東京工業大学の加藤与五郎、武井武の両博士が発明したソフトフェライトの工業化を目的とするベンチャー企業として齋藤憲三によって1935年に設立されました。

フェライトなどの電子部品に加え、過去にはビデオテープ、アナログオーディオテープ、デジタルオーディオテープ、フロッピーディスクなどの各種記録メディア(磁気、光など)も製造販売していましたが、現在ではフェライトやコンデンサを始めとする電子材料・電子部品・磁気ヘッド・二次電池などを製造販売する大手メーカーとなっています。

1980年代以降、記録メディア、磁気ヘッド、電子部品、リチウムイオン二次電池と、積極的に主力事業のポートフォリオを入れ替えており、海外を含むM&Aを繰り返して事業を成長させています。

経営のグローバル化も進んでおり、海外売上比率は9割を超え、海外株主比率も4割に達するといいます。

一般消費者の間では各種記録メディアのブランドの印象が強かったのですが、2007年にTDKは記録メディア販売事業をイメーション(現:グラスブリッジ・エンタープライゼス)に譲渡しました。
その後、2015年12月末を以ってイメーション社も記録メディア事業から完全撤退しました。

そういえば、中学時代にMDディスク、TDKのものを使っていました。

中身はこんな感じ。

懐かしくて涙が出そうです(笑)

なお、TDKという社名は、創業時の社名「東京電気化学工業」の頭文字(Tokyo Denki Kagaku)をとって名付けられたそうです。

2. TDK(6762)の時価総額は?

TDK(6762)の時価総額は 1.96兆円です。(2023年時点)

時価総額ランクで言うと、AAランクです。

3. TDK(6762)の株価とPERと配当利回りは?

次にTDK(6762)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:5,157円(2023年8月時点)

TDK(6762)の株価は、5,157円です。
100株単位で売買できるので、約52万円から投資をすることができます。

うーん、高いですね。
一つの銘柄に50万円オーバーは高いです。
これでは投資初心者では気軽に投資できません。

PER:18.6倍(2023年8月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

TDK(6762)の場合、PERは18.6倍です。

20倍以下なので、適正ラインです。
ただ、どちらかというと少し割高かなという感じですね。

配当利回り:2.25%(2023年8月時点)

続いて、配当利回りです。
TDK(6762)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年11,600円です。
配当利回りを計算すると、2.25%。

高配当ではないですが、少しは配当ありますね。

なお、TDK(6762)の場合、株主優待はありません。

4. TDK(6762)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

TDK(6762) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

2012年から上昇に転じ、この10年で株価を5倍に膨らませています。
いいですね。
長期投資が報われて居ますね。

次に短期のチャートです。

TDK(6762) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

2023年5月以降は高値圏で推移していたのですが、直近の決算発表で減収減益となったことが影響して、ガクッと下げてしまっています。

5. TDK(6762)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

いいですね。
キレイな右肩上がりです。

直近の売上高は2兆円を超えています。
すごいですね。

6. TDK(6762)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当も右肩上がりです。
いいですね。

7. TDK(6762)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

うーん、凸凹ですね。
あまり良くないです。

8. TDK(6762)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSもキレイな右肩上がりです。
良いですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、10.6%です。
つまり、年間10.6%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. TDK(6762)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではTDK(6762)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは7.83%です。

合格ラインの10%には届いていません。
今後に期待ですね。

10. TDK(6762)の今後をまとめると

TDKといえば「カセットテープやMD」というイメージしかなかったので、正直あまり期待していませんでした。
でも、意外と各数字の伸びがよかったです。
個人的にも少し気になっています。

気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。