気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、エムスリー(2413)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. エムスリー(2413)とは?

エムスリー株式会社は、医療従事者を対象とした医療ポータルサイト「m3.com」のサービスを行っている企業です。
ソニーグループの持分法適用関連会社。
2000年以降に創業した企業で唯一日経225銘柄にも選ばれており、またTOPIX Large70、JPX日経インデックス400の構成銘柄となっています。
国内30万人以上、世界600万人以上の医師が利用するプラットフォームを有しています。
2017年には米フォーブス誌による、世界で最も革新的な成長企業ランキングにおいて世界5位(日本企業では1位)に選出されているそうです。
ちなみに、サイトはこんな感じです。

最新の医療情報の提供やコミュニケーションツールなんかあるんですね。
2. エムスリー(2413)の時価総額は?
エムスリー(2413)の時価総額は 1.38兆円です。(2025年時点)

時価総額ランクで言うと、AAランクです。
3. エムスリー(2413)の株価とPERと配当利回りは?
次にエムスリー(2413)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:2,025円(2025年2月時点)
エムスリー(2413)の株価は、2,025円です。
100株単位で売買できるので、約20万円から投資をすることができます。
やや高いですが、日本株の中では普通の価格帯ですね。
PER:31.3倍(2025年2月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
エムスリー(2413)の場合、PERは31.3倍です。
30倍を超えているので割高です。
まあ、それだけ人気の銘柄だということだと思います。
配当利回り:1.04%(2025年2月時点)
続いて、配当利回りです。
エムスリー(2413)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年2,100円です。
配当利回りを計算すると、1.04%。
配当は少ないですね。
配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。
なお、エムスリー(2413)の場合、株主優待はありません。
4. エムスリー(2413)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

こちらには、長期の月足チャートを示しました。
すごいチャートですね。
まるでジェットコースターのようです。
2019年を基点とすると、2年後の2021年には株価は5倍となり、その後2年で3分の1となっています。
2020年後半から2021年前半に株を買った人からしたら、たまったものではないですね。
次に短期のチャートです。

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
短期で見ても上下に大きく動いていますね。
あまり方向感が読みづらいチャートです。
5. エムスリー(2413)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
いいですね!
キレイな右肩上がりです。
6. エムスリー(2413)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当の額自体は少ないものの、右肩上がりで配当も増えています。
今後も増配が期待できそうです。
7. エムスリー(2413)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。

2021年度までは良い感じで伸びていたのですが、それ以降は2年連続で下がってしまっています。
ちょっと微妙ですね。
8. エムスリー(2413)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。

いいですね!
こちらもキレイな右肩上がりです。
素晴らしい。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、26.0%です。
つまり、年間26.0%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
すごいですね。
9. エムスリー(2413)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それではエムスリー(2413)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは16.2%です。
毎年合格ラインをしっかりと超えています。
日本株の中でもトップクラスの高ROEです。
素晴らしいですね!
すごく優秀な会社ということがわかります。
ただ、直近2年間ROEが下がってきてしまっているのが少しだけ気になります。
10. エムスリー(2413)の今後をまとめると
いい会社です。
売上高もBPSもしっかりと伸ばせていました。
ただ、直近EPSとROEが下がってきてしまっているのが少しだけ気になります。
また、そのせいもあってか、直近は株価が下がり続けているのもちょっと気になりますね。
一時期は、かなり人気を集め、PERが140倍超えとなりました。
その反動からか、ピーク時からずっと現在まで株価が右肩下がり続けています。
それでもまだPERは割高な水準なので、PERが適正な水準まで下がってきたタイミングが投資のタイミングと言えるかもしれません。
気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。