気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、クボタ(6326)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. クボタ(6326)とは?
株式会社クボタは、大阪府大阪市浪速区に本社を置く産業機械、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカーです。
農機メーカーとしては国内首位、世界でも3位となっています。
なかなかすごい企業ですね。
創業はなんと1890年。
久保田権四郎が鋳物メーカー「大出鋳造所」として創業したのが始まりました。
創業から130年以上の老舗メーカーということになります。
なお、日経平均株価およびTOPIX Large70、JPXプライム150の構成銘柄の一つです。
そんなクボタの社員数は41,605人です。
2. クボタ(6326)の時価総額は?
クボタ(6326)の時価総額は 2.57兆円です。(2024年時点)
時価総額ランクで言うと、AAランクです。
3. クボタ(6326)の株価とPERと配当利回りは?
次にクボタ(6326)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:2,185円(2024年2月時点)
クボタ(6326)の株価は、2,185円です。
100株単位で売買できるので、約22万円から投資をすることができます。
日本株の中では普通の価格ですね。
PER:12.6倍(2024年2月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
クボタ(6326)の場合、PERは12.6倍です。
15倍以下なので適正水準ですね。
配当利回り:2.20%(2024年2月時点)
続いて、配当利回りです。
クボタ(6326)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年4,800円です。
配当利回りを計算すると、2.20%。
高配当とまでは言えませんがそこそこあります。
配当金の権利確定日は、毎年6月末日と12月末日です。
なお、クボタ(6326)の場合、株主優待はありません。
4. クボタ(6326)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
波はありますが、長期で上昇トレンドを描いています。
いいですね。
比較的長期投資が報われています。
次に短期のチャートです。
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
短期で見ても上下に大きく動いていますね。
2023年9月までは比較的堅調に推移していたのですが、その後は下落し、直近はやや持ち直しています。
5. クボタ(6326)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
いいですね。
比較的堅調です。
特に直近の伸びがすごいですね。
売上高は2兆5,000億円を超えました。
ちなみに、クボタ(6326)の決算月は12月です。
6. クボタ(6326)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当も右肩上がりです。
いいですね。
今後も増配が期待できそうです。
7. クボタ(6326)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
理想とするような右肩上がりではありませんね。
8. クボタ(6326)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
BPSはキレイな右肩上がりです。
良いですね。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、8.47%です。
つまり、年間8.47%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
9. クボタ(6326)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それではクボタ(6326)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
直近のROEは8.29%です。
直近は合格ラインの10%を超えられていませんが、過去を見ると10%超えの優秀な数字が並んでいます。
日本株の中でもなかなかの高ROEだと思います。
いいですね。
10. クボタ(6326)の今後をまとめると
EPSを除いた各数字の伸びはいい感じでした。
優良銘柄だと思います。
個人的にも少し気になる銘柄です。
今後大きく下落するようなことがあれば狙ってみたい銘柄です。
気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。