日本株分析

東レ(3402)の今後の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、東レ(3402)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. 東レ(3402)とは?

東レ株式会社は、合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手化学企業です。

炭素繊維の開発・販売で世界首位。
三井グループの中核企業の一つとしてその名を知られています。

元々、大正15年に、三井物産の出資により東洋レーヨンとして創業したのが始まりです。
現在の社名である東レは、創業時の東洋レーヨンから来ています。
なお、レーヨンは、再生繊維ですが、東レは現在はレーヨンの生産を終了しています。

日経平均株価およびJPX日経インデックス400の構成銘柄のひとつ。

そんな東レ(3402)の現在の社員数は48,682人です。

2. 東レ(3402)の時価総額は?

東レ(3402)の時価総額は 1.28兆円です。(2024年時点)

時価総額ランクで言うと、AAランクです。

3. 東レ(3402)の株価とPERと配当利回りは?

次に東レ(3402)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:786円(2024年5月時点)

東レ(3402)の株価は、786円です。
100株単位で売買できるので、約8万円から投資をすることができます。

10万円以下なので、気軽に投資を始めることができます。
いいですね。

PER:15.5倍(2024年5月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

東レ(3402)の場合、PERは15.5倍です。

20倍以下なので適正水準です。

配当利回り:2.29%(2024年5月時点)

続いて、配当利回りです。
東レ(3402)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年1,800円です。
配当利回りを計算すると、2.29%。

日本株の中では少しはあるレベルです。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。

なお、東レ(3402)の場合、株主優待はありません。

4. 東レ(3402)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

東レ(3402) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

上場来最高値は2017年の1,208円。
ただ、その後は大きく下落し、2020年には一時、400円近くまで下げました。
株価が3年以内に3分の1になってしまったわけですから、高値で掴んでしまった人からしたらたまったものではないですね。

2020年からすると、現在は当時の2倍近くまで株価が回復しています。

まるでジェットコースターのような動きです。

次に短期のチャートです。

東レ(3402) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

短期で見ても、かなり上下に激しく動いています。

5. 東レ(3402)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

2019年度、2020年度はコロナの影響で落ち込みましたが、直近は回復し、コロナ前の水準を上回る売上高となっています。

ちなみに、東レ(3402)の決算月は3月です。

6. 東レ(3402)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

2020年度には一度大きく減配となっていますが、翌年にはすぐにそれ以前の水準に戻り、その後も増配しています。
良いですね。

7. 東レ(3402)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

右肩下がりですね。
ちょっと心配な動きです。

8. 東レ(3402)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSは右肩上がりで伸ばせています。
良いですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、7.85%です。
つまり、年間7.85%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. 東レ(3402)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それでは東レ(3402)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは、1.26%です。
合格ラインの10%を大きく下回っています。
ちょっと良くないですね。

過去を見ても、低い水準の数字が並んでいます。

10. 東レ(3402)の今後をまとめると

日本を代表する大企業、東レ。

ただ、特にEPSが緩やかに下げているのと、ROEが低いのが気になります。

これだと、長期投資として投資をしたいとは正直思えません。

日本株の中には、もっと良い銘柄はたくさんあります。
次を探しに行きましょう。