気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、三井不動産(8801)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. 三井不動産(8801)とは?
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三井不動産株式会社は、東京都中央区日本橋室町の三井本館に本社を置く、総合不動産デベロッパーです。
オフィスビルや住宅などの賃貸および分譲、工事、仲介、販売、管理を行っています。
また、住宅部材の製造ならびにホテル、ショッピングセンター、ゴルフ場などの商業施設の経営、不動産の証券化に係るサービスも行っています。
オフィスビル賃貸は日本橋を本拠に東京都心5区中心に展開し、霞が関ビルディング、東京ミッドタウンなどを保有しています。
商業施設は「三井アウトレットパーク」「ららぽーと」が軸です。分譲マンション事業でも業界トップクラス。
開発、所有、マネジメントの3分野を組み合わせ中長期的な成長を志向。欧米はビル賃貸、アジアは住宅分譲と商業施設を中心に展開しています。
日本最大手の不動産会社で、戦後からずっと売上1位を保っているすごい会社です。
「三井グループの御三家」(三井住友銀行、三井物産、三井不動産)と呼ばれています。
なお、日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つとなっています。
そんな三井不動産の社員数は24,408人です。
2. 三井不動産(8801)の時価総額は?
三井不動産(8801)の時価総額は 3.42兆円です。(2024年時点)
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時価総額ランクで言うと、AAランクです。
3. 三井不動産(8801)の株価とPERと配当利回りは?
次に三井不動産(8801)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:3,666円(2024年2月時点)
三井不動産(8801)の株価は、3,666円です。
100株単位で売買できるので、約37万円から投資をすることができます。
うーん、高いですね。
ただ、日本株の中では一般的な価格だと思います。
PER:15.9倍(2024年2月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
三井不動産(8801)の場合、PERは15.9倍です。
20倍以下なので、適正水準と言えます。
配当利回り:1.91%(2024年2月時点)
続いて、配当利回りです。
三井不動産(8801)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年7,000円です。
配当利回りを計算すると、1.91%。
高配当とまではいきませんが、そこそこあるという感じです。
なお、三井不動産(8801)の場合、株主優待はありません。
4. 三井不動産(8801)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/07/3c866b2ce64b1fa668548f46f5af0124.png)
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
ボラティリティが高いですね。
大きく上昇したかと思えば、数年で半分以下にあっさりなってしまい、そこからガツンと倍近くに上昇したりとジェットコースターのようです。
ただ、直近は右肩上がりで上昇しており、上場来高値をつけそうな勢いです、
次に短期のチャートです。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/07/b4e546e8daf92f6c45fa7131bf015358.png)
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
キレイな右肩上がりですね。
かなり上昇の勢いを感じます。
5. 三井不動産(8801)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/07/993732f34d04a52905a0c245067a5796.png)
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
売上高は右肩上がりです。
いいですね。
売上高は2兆円超えです。
6. 三井不動産(8801)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/07/bf69e4705fff949bc02658399008153a.png)
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
配当も良いですね。
右肩上がりで増えています。
今後も増配が期待できると思います。
7. 三井不動産(8801)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
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良いですね。
右肩上がりです。
2020年度にはコロナの影響もあってか、落ち込みましたが、直近はそれ以前の水準を上回っています。
8. 三井不動産(8801)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
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こちらもしっかり右肩上がりです。
いい感じです。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、7.55%です。
つまり、年間7.55%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
9. 三井不動産(8801)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それでは三井不動産(8801)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
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直近のROEは6.79%です。
うーん、合格ラインの10%には届きませんでした。
残念です。
10. 三井不動産(8801)の今後をまとめると
各数字はなかなか良かったです。
特にEPSとBPSの伸びは素晴らしいです。
個人的にも気になってしまった銘柄です。
これでROEが10%のってくれば真剣に買いを検討したい銘柄です。
気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。