日本株分析

LINEヤフー(4689)の株価を分析した

気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、LINEヤフー(4689)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. LINEヤフー(4689)とは?

LINEヤフー株式会社は、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」やメッセージングアプリ「LINE」等を運営する、日本の大手インターネット企業です。

ソフトバンクの連結子会社にして、同グループにおけるメディア・EC事業を担っています

インターネットポータルで国内首位。

元々は1996年1月にヤフー株式会社として設立された企業ですが、2019年10月1日をもって会社分割により持株会社に移行し、法人名を改め、現在のZホールディングスとなりました。

なお、積極的に他社と経営統合しており、2019年にはZOZOTOWNで有名な株式会社ZOZO、2021年3月にはSNSアプリで有名なLINE株式会社を買収しました。

その後、2023年にグループ再編を実施し、LINEヤフー株式会社に商号変更しました。

日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つです。

2. LINEヤフー(4689)の時価総額は?

LINEヤフー(4689)の時価総額は 3.6兆円です。(2024年時点)

時価総額ランクで言うと、AAランクです。

3. LINEヤフー(4689)の株価とPERと配当利回りは?

次にLINEヤフー(4689)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:480円(2024年1月時点)

LINEヤフー(4689)の株価は、480円です。
100株単位で売買できるので、約5万円から投資をすることができます。

いいですね。
10万円以下で購入できる銘柄です。
日本株の中では比較的投資がしやすい価格ですね。
これなら初心者の方にも安心して投資ができるのではないでしょうか。

PER:28.0倍(2024年1月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

LINEヤフー(4689)の場合、PERは28.0倍です。

20倍を超えているので、割高です。

配当利回り:1.16%(2024年1月時点)

続いて、配当利回りです。
LINEヤフー(4689)の場合、100株投資をしてもらえる配当は毎年556円です。
配当利回りを計算すると、1.16%。

うーん、少ないですね。

配当金の権利確定日は、毎年3月末日です。

なお、LINEヤフー(4689)の場合、株主優待はありません。

4. LINEヤフー(4689)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

LINEヤフー(4689) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

うーん、微妙ですね。
値動きがかなり荒いですし、長期で見ると上昇トレンドとはなっていません。
長期投資家が報われていないチャートですね。

次に短期のチャートです。

LINEヤフー(4689) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

2023年7月に、子会社であるPayPayが米国市場を軸に新規上場することを検討しているとのニュースが伝わり、株価を上げました。

その後は上昇トレンドへと転換してしっかりと株価を伸ばしてきています。

5. LINEヤフー(4689)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

売上高、いいですね。
しっかりと右肩上がりで伸びています。
売上は1兆6,000億円を超えています。
すごい規模にまで拡大しています。

ちなみに、LINEヤフー(4689)の決算月は3月です。

6. LINEヤフー(4689)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当は、2020年度からガクッと減ってしまいました。
今後も毎年のように増配が見込めるようではなさそうです。

7. LINEヤフー(4689)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

こちらには、直近のEPSを棒グラフで示しました。

うーん、EPSは凸凹ですね。
2021年度までは減少傾向でした。
ただ、直近は大きく盛り返しています。

今後に期待ですね。

8. LINEヤフー(4689)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSは2020年までは横ばいでしたが、2020年度にグイッとBPSを伸ばしています。
これは、(株)ZOZOを連結子会社化したことが影響しているようです。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、15.5%です。
つまり、年間15.5%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. LINEヤフー(4689)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではLINEヤフー(4689)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは6.13%です。
うーん、良くないですね。
2020年度までは安定して10%の合格ラインを超えられていたのですが、その後はガクッと下がってしまっています。
やはり売上高が伸びているのに、利益を伸ばせていないというところが1つの課題だと思います。

10. LINEヤフー(4689)の今後をまとめると

時価総額は3兆円近くあり、売上は1.6兆円を超えるような日本を代表する企業です。
PERも高く投資家の注目もそれなりに集めています。

ただ、フラットに数字を見ると、EPSやBPSの伸びはイマイチでした。
さらにROEも直近は大きく落ち込んでます。

過去の実績が超優秀で今後も成長し続ける可能性の高い企業に投資をするのが長期投資としての鉄則です。
そう考えると、この数字では長期投資の合格点が出せません。

個人的には投資を見送ります。
ただ、投資にはいろいろな見方はあります。(1年、2年単位で買えば買い場だ、とか。)

気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。