セブン＆アイ・ホールディングス[セブンイレブン](3382)の今後の株価を分析した

気になる銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、セブン＆アイ・ホールディングス(3382)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
　 -長期チャート
　 -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(１株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)とは？

株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂などを傘下に持つ日本の大手総合流通持株会社です。

日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つとなっています。

セブンイレブンはもちろん、イトーヨーカ堂、デニーズ、セブン銀行などを展開してます。
誰もが日頃からお世話になっている企業です。

2. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の時価総額は？

セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の時価総額は 5.07兆円です。(2023年時点)

時価総額ランクで言うと、Sランクです。

日本の上場企業ではトップクラスですね。

3. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の株価とPERと配当利回りは？

次にセブン＆アイ・ホールディングス(3382)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価：5,745円(2023年11月時点)

セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の株価は、5,745円です。
100株単位で売買できるので、約57万円から投資をすることができます。

結構高いですね。
なかなか投資初心者には手を出しづらいかもしれません。

PER：22.1倍(2023年11月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の場合、PERは22.1倍です。

20倍以上なので、どちらかと言えば割高です。

配当利回り：1.97%(2023年11月時点)

続いて、配当利回りです。
セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の場合、100株の投資でもらえる配当は毎年11,300円です。
配当利回りを計算すると、1.97%。

日本株の中では普通の水準ですね。

配当金の権利確定日は、毎年2月末日と8月末日です。

なお、セブン＆アイ・ホールディングス(3382)は、株主優待はありません。

4. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

セブン＆アイ・ホールディングス(3382) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

2006年に大きく盛り上がったあと、下落し低迷を経て再び上昇。
高値圏を推移していましたが再び下落し、直近は再度上昇しています。

方向感が読みづらく難しいチャートですね。
一筋縄ではいかなそうです。

次に短期のチャートです。

セブン＆アイ・ホールディングス(3382) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

直近は大きなバンド幅を持ちながら、やや下降トレンドとなっています。

5. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

キレイな右肩上がりではないのですが、直近は売り上げ11兆円を超えています。
さすがですね。
すごいです。

個人的にも、セブンイレブンに人生で何回行っただろうというくらい僕も行ってお金を落としています。

ちなみに、ミネベアミツミ(6479)の決算月は2月です。

6. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

配当も少しずつ増えています。
これからも定期的な増配が見込めると思います。

7. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

こちらには、直近のEPSを棒グラフで示しました。

コロナの影響もあってか2020年度には一度下がっていますが、直近はコロナ前の水準を大きく上回っています。
しっかりと回復できていますね。

8. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

こちらには、直近のBPSを棒グラフで示してみました。

いいですね。
堅調です。
しっかり株主の価値を上げている証拠です。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、6.87％です。
つまり、年間6.87%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

9. セブン＆アイ・ホールディングス(3382)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか？」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10％を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10％なので合格です。
そして、10％を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではセブン＆アイ・ホールディングス(3382)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。