気になる銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、リクルートホールディングス(6098)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. リクルートホールディングス(6098)とは?
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株式会社リクルートホールディングスは、求人広告、人材紹介、人材派遣、販売促進、ITソリューションなどのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社です。
海外売上高比率は55.5%。
日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つです。
買収した就職情報検索エンジン・米インディードが成長を牽引しています。
また、リクルートといえば一部の起業願望が強い就活生に大人気という印象です(独立しやすいから)。
なんか、キラキラしているイメージです。
2. リクルートホールディングス(6098)の時価総額は?
リクルートホールディングス(6098)の時価総額は 6.85兆円です。(2023年時点)
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時価総額ランクで言うと、Sランクです。
日本の上場企業ではトップクラスですね。
3. リクルートホールディングス(6098)の株価とPERと配当利回りは?
次にリクルートホールディングス(6098)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:4,333円(2023年11月時点)
リクルートホールディングス(6098)の株価は、4,333円です。
100株単位で売買できるので、約43万円から投資をすることができます。
一つの銘柄に43万円というのはちょっと高いですね。
ただ、日本株の中では一般的な価格帯かもしれません。
PER:22.0倍(2023年11月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
リクルートホールディングス(6098)の場合、PERは22.0倍です。
やや割高の水準です。
「PERの高さは期待の高さ」ということでリクルートは期待が大きい会社ということがわかりますね。
配当利回り:0.53%(2023年11月時点)
続いて、配当利回りです。
リクルートホールディングス(6098)の場合、100株の投資でもらえる配当は毎年2,300円です。
配当利回りを計算すると、0.53%。
ほとんど配当はないですね。
配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日です。
なお、リクルートホールディングス(6098)の場合、株主優待はありません。
4. リクルートホールディングス(6098)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
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こちらには、長期の月足チャートを示しました。
2014年10月16日に上場してます。
その後、株価は右肩上がりとなっていたのですが、2021年にピークをつけて、その後下落に転じています。
一時期、株価がピークの半分以下となってしまいました。
長期投資が報われていないですね。
直近ではやや盛り返しています。
次に短期のチャートです。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-11-01-8.42.11.png)
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
3月に底をつけて、その後は上昇トレンドとなっていたのですが、9月をピークにしてその後は下降トレンドへと転換してしまいました。
5. リクルートホールディングス(6098)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-11-01-8.50.45.png)
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
良いですね。
途中コロナの影響もあり停滞した時もありましたが、引いて見ると右肩上がりで伸ばせています。
直近は売上高3兆円を超えています。
ちなみに、リクルートホールディングス(6098)の決算月は3月です。
6. リクルートホールディングス(6098)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-11-01-8.50.48.png)
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
凸凹ですね。
毎年のように増配するような銘柄ではなさそうです。
まあ、そもそもの配当の額がかなり少ないので、あまり配当には期待しない方がいいかもしれません。
7. リクルートホールディングス(6098)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-11-01-8.50.43.png)
こちらには、直近のEPSを棒グラフで示しました。
EPSは右肩上がりで伸ばせているわけではないのですが、直近2021年度からの伸びはすごいです。
コロナ後しっかりと回復し、元々の水準以上の数字となっています。
PERが高いのも頷けますね。
8. リクルートホールディングス(6098)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
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こちらには、直近のBPSを棒グラフで示してみました。
堅調ですね。
しっかりと右肩上がりで伸ばせています。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、14.3%です。
つまり、年間14.3%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
素晴らしいですね。
9. リクルートホールディングス(6098)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それではリクルートホールディングス(6098)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
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直近のROEは16.6%です。
合格ラインを超えています。
良いですね。
高ROEです。
かなり優秀な数字です。
10. リクルートホールディングス(6098)の今後をまとめると
数字がいずれも良好でした。
優良銘柄です。
PERが高く、人気が高いのもうなずけます。
個人的には、これでもう少し配当が高ければ言うこと無しなのですが、それは贅沢を言い過ぎでしょうか。
気になる方は、IRなどチェックしてみて下さい。