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テンション高めに、同じやるなら全力で

皆さんは深イイ話というテレビ番組をご存知だろうか。
最近はめっきりテレビを見なくなったけど、人の経験や想いに深く触れるような番組は好きで、例えば「アナザースカイ」や「セブンルール」などの番組は録画して観ている。
「深イイ話」は普段はあまり観たことがなかったが、先日は息子がいつもよりも早く寝たので、夫婦2人で「深イイ話」を観た。

そこで取り上げられていた岡本安代さんという人に衝撃を受けたので、今日は少し岡本家について書きたいと思う。

岡本家のちょっと変わったルール

岡本安代さんは元鹿児島読売テレビのアナウンサーで現在はフリーのアナウンサー。
5人の子供を育てながら働いているのだが、その子育ての仕方に衝撃を受けた。

まずすごいなと思ったのが、岡本家の朝礼。
毎朝必ず家族全員で、「テンション高めに、腰は低めに、人には優しく、自分に厳しく、同じやるなら全力で、オイ!」という決まったかけ声を言い合うのが習慣になっているようだ。
これを家族の誰も嫌がることなく、みんなイキイキとこのかけ声を大声で言っていた。

一番上の子はもう高校生とかなんだけれども、全く嫌がるそぶりもなく、大声で叫んでいるんだ。

その後は、みんなで家の掃除。
そして、近所をランニング。
それを毎朝やってから学校に行く。

他にも、色々なルールがあり、一見、まるで軍隊のようだなぁと感じてしまうところもあるが、家族の誕生日には、家族全員でオリジナルダンスと歌で祝福するところは、本当に仲が良い家族なんだなと感じる。

また、長男は中学3年生なのだが、中学1年生の頃から毎週1日は、兄弟全員分のお弁当を作ることを習慣にしていた。
僕が中学生の頃に、母親から弁当を作れと言われたら、間違いなく「面倒臭いなぁ」と思っていただろうけど、この長男は、嬉しそうに、「弁当を作ることを習慣にしたおかげで料理の腕前が上がった」とコメントしていた。

どうして、この岡本家の子供達は、こんなちょっと変わったルールに率先して従うのだろうか。

ちょっと変なルールに子供が率先して従う訳

その理由は、親が楽しそうに生きているからではないだろうか。
親が楽しそうに生きているから、自分もそうなりたいと思い、それがリスペクトにつながる。
だから、親が作ったルールに従おうと思うのではないかと。
そう思うんだ。

実際、長女はカメラに向かって、「将来は母親のマネージャーになりたい」と言っていた。
それくらい母親をリスペクトしているようだ。

結局、子供にいくら「親を尊敬しろ!」と言ったって、尊敬できるわけなんてない。
そもそも、子供だって尊敬したくなるような親なら言われなくても尊敬すると思う。
実際、僕の父親は、小さい頃からよく僕に「親を敬え!」とか「親を尊敬しろ!」と言ってきたけど、僕は心の中で、「だったら尊敬したくなるような人間になれよ」と思っていた。

結局、人間は幸せになるために生まれてきているわけだから、楽しそうに生きている人を見ると、こんな人になりたいと憧れるものなんだと思う。
だから、僕は人生を楽しみたいと思っている。
そして、そんな僕の姿を見て、息子も僕のように人生を楽しみたい!と思ってくれたら良いな〜なんて思った。

そのためにも、何事にも一生懸命全力で立ち向かう必要があると思っている。
そう、だから大切なのは「テンション高めに、同じやるなら全力で」だ。

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