こんにちは。
今日は、PERについて書いていこうと思います。
PERとは?
PERは、「Price Earnings Ratio」の略です。
「Price」は「株価」、「Earnings」は「収益」、「Ratio」は「割合」なので、PERは一言で言うと「株価収益率」。
つまり、このPERが高ければ、その企業が生む純利益に対して、株価が高いということを示し、逆にPERが低ければ、その企業の純利益に対して株価が低いということを示しています。
PERは、 現在の株価がその企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのによく使われる指標です。
一般的に、10倍以下なら割安、20倍以上なら割高と判断されます。
大きく下落した株を買うか?買わないか?
皆さんは、気になってウォッチしていた銘柄の株価が大きく下落した場合、その銘柄を買いますか?買いませんか?
大きく下落したということはそれだけ上昇の余地もあるということです。
ただ、安易に手を出すと、最初の下げは第一波でしかなく、第二波が待ち受けていたなんてこともあるはずです。
大事なのは、本当に経営内容が悪いから下がったのか、それともただつられて下がっただけなのか?ということです。
もし、ただつられて下がっただけであったなら、それは絶好の買い場だったということになります。
僕の尊敬する、ウォーレン・バフェットもコカ・コーラ株が大きく下落したときに大量に買い、その後大きな利益を得たといいます。
メアリーバフェットの著書にも、財務分析をしてしっかりした企業を探すのと同じくらい、いやそれ以上にその株を買うタイミングが大事だといっています。
では、どうやって、経営内容が悪いから下がったのか、それともただつられて下がっただけなのか?を見極めればいいのでしょうか?
その一つの目安がPERです。
僕は基本的に、PER20倍以下の株しか買いません。(できたら15倍以下)。
上でも書いた通り、それ以上になるとどうしても割高になってしまうからです。
僕がグーグル株を買わない理由
昔、知人から「エニグモ株ってどうなの?」と聞かれたことがありました。
エニグモとはBUYMA(バイマ)で有名な日本の企業。
知人は今後BUYMAのサービスが伸びると考え、投資をしたいと言っていました。
でも、この当時、実はエニグモのPERは60倍以上もあったんです。 いくらこれから伸びそうだとしても60倍もあるとやはり躊躇してしまいます。
その期待以上の売上を上げていけばいいのですが、エニグモはすでに期待値がかなり高かった。
野球で例えると、大型助っ人外国人がその期待以上の成績を収めないとペイできないイメージです。
僕が、グーグルやamazonの株を買えない(買わない)理由もここにあります。
伸びるのはわかっていても、PERが高すぎて手が出せないんです。
あとは、配当金が欲しいので配当金が全く出ないこれらの株を避けているという理由もあります。
配当金については税金がかかるのでなくてもいいという意見もありますが、NISA枠であれば税金はかからないですし、そもそもかかったとしてもなお、再投資の原資としてほしいです。
これについてはいろいろな意見があると思います。
ちなみに、2024年現在で、エニグモの株価は333円となっており、上場来高値をつけた2020年からは、わずか4年で株価が約6分の1になってしまいました。
これが、割高な株を買う怖さです。
株価が右肩上がりの時は要注意?
僕がこのブログで行なっている株価分析では、PERを必ずチェックしています。
このPERをチェックすることで、その銘柄が現在割高なのか割安なのかが分かりますから。
繰り返しになりますが、僕はPERが20倍以下の株しか買いません。
それがどんなに勢いのある企業でも、どんなに株価が右肩上がりとなっていようとも。
ウォーレン・バフェットも「他人が貪欲になっている時は恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に。」と言っています。
PERが高いのに、さらに株価が上がるという状況は、まさに他人が貪欲になっている状況です。
そこに乗るのではなく、恐ろしいと感じて、投資を躊躇することが必要なのだと思います。
是非、この感覚を身につけながら、一緒に、割安な銘柄を探していきましょう!
ちなみに、僕は、株式投資をするならSBI証券をおすすめしています。
これから株を始めてみようと思う方は是非↓のリンクから口座開設してみて下さい。