今日、2つの相反する記事を読んだ。
みなさんはどう思われるだろうか?
続けることで1つのことを極めた人
【KING語る】「ゴール」で得られない喜びのために選手であり続けたい
1つめの記事は、誰もが知るキングカズのインタビュー記事だ。
カズはなんと、今年52歳。
依然として現役で、デビューから30年間トップアスリートとして活躍してきた。
だいたい35歳とかで引退するのが平均的なサッカー選手の中で、52歳でまだ現役ということは、かなり驚くべきことだ。
実際に、2017年3月12日に、50歳にしてゴールを決め、これが「リーグ戦で得点を決めた、最年長のプロサッカー選手」ということで、ギネスブックにも掲載されている。
この「50歳ゴール」は世界でも大いに話題になった。
そんなカズは、どうして今まで現役を続けられているのだろうか。
この記事でカズは、30年間も現役で活躍できている理由をこう語っている。
「うーん。単純に、サッカーが好きということですかね(笑)。」
「そもそも気持ちが沈むことがないんです。本当に、まったくありません。」
「答えは簡単。僕は誰が相手だとしても、サッカーをプレーすることが楽しいからです。」
「この先のこと? 正直ありませんね(笑)。」
つまり、楽しいことをただ続けているだけ。
それが、カズにとって、ずっと現役でいられる理由なんだ。
この記事に心を打たれる人は多いと思う。
1つのことを極めるのはもう古い!?
一方で、以下の記事は、カズのように1つのことを極めるのではなく、これからの時代は、いくつものスキルを身に付けることが大切になってくると言う。
「継続は力なり」は、もう時代遅れ? 1つのことを極めるよりも、いま必要なこと
この記事を読んで、感動はしなかったものの、納得した。
どうして僕らは、カズに憧れるのか。
それは1つのことをずっと続けて極めているからだろう。
それだけ、1つのことを続けるということは、難しいことなんだと思う。
だからこそ、多くの人が、「続ける」ということをやれないんだ。
けど、1回きりの人生、カズのように、若いうちに、自分の才能を発揮てきることややりたいことに出会えた人はいいけれども、そうでない人にとっては、ただの無駄となってしまう可能性が高い。
だから、僕らは、みんなが一つの分野・場所にとどまり続けるのではなく、組織を移りながら様々なオンリーワンを目指していくことも必要なのかもしれない。
ただ、そういった人が増えれば、「成功者」という言葉が、これまでのように1部の人にしか使われない言葉では無く、多くの人が「成功者」と呼ばれる世の中になるかもしれない。
皆さんはどう感じられただろうか。