今日は松竹(9601)の株主優待と配当について紹介する。
松竹(9601) | |
何がもらえる? | 映画優待ポイントなど |
いつ買えばいい? | 2023年2月24日 2023年8月29日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約121万円 (100株) |
配当金は? | 3,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 2.63% |
松竹(9601)の株主優待の内容
まずは、松竹(9601)の株主優待の内容だ。
松竹(9601)の株主優待は、映画優待ポイントと演劇優待券だ。
映画優待ポイントの場合、
保有株数が100株以上200株未満だと、80ポイント(映画8回分)。
200株以上300株未満だと、160ポイント(映画16回分)。
300株以500株未満だと、200ポイント(映画20回分)。
500株以800株未満だと、280ポイント(映画28回分)。
800株以1,000株未満だと、400ポイント(映画40回分)。
1,000株以上だと、480ポイント(映画48回分)がもらえる。
※ピカデリー新宿は1回20ポイント、3D映画は1回15ポイント。
演劇券の場合、
保有株数が300株以上500株未満だと、2枚。
500株以上800株未満だと、4枚。
800株以上1,000株未満だと、6枚。
1,000株以上1,500株未満だと、8枚。
1,500株以上2,000株未満だと、12枚。
2,000株以上だと、16枚がもらえる。
年に2回、2月末日と8月末日の株主に配布される。
なお、優待券の発送は6月と12月のようだ。
映画や演劇が好きな方にとっては非常に嬉しい優待だと思う。
松竹(9601)とはどんな会社?
松竹は1895年創業の映画、演劇の制作、配給、歌舞伎の興行を手掛ける会社だ。
現在は、子会社のMOVIXを含めて全国に30以上の映画館を展開している。
東証プライム。
1920年設立。従業員数(連結)は1,427人。
売上高は524億3400万円。
純利益は△114億7800万円。
純資産は806億0800万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
松竹(9601)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の松竹(9601)の株価は、12,090円(2022年12月時点)だ。
100株だと「約121万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、実質、松竹(9601)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料1,025円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
映画の料金は1人1,800円だから、1,000株の投資でもらえる優待映画ポイント(半年で映画8回分、1年で16回分)は、28,800円相当となる。
約121万円の投資で優待が年間28,800円相当だから、優待利回りは2.38%だ。
悪くはないが、優待をもらうために120万円以上もの投資が必要というのは、あまりにも高すぎる。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、2月末日と8月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年2月24日と2023年8月29日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、2月24日の権利日の前日に注文をして、権利付与後の2月27日に現渡決済すればOKだ。
8月は、8月29日の権利日の前日に注文をして、権利付与後の8月30日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
松竹(9601)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の松竹(9601)は魅力的かを見ていこう。
松竹(9601)の配当利回りは、0.25%だ。
100株分、約121万円投資したら→年間3,000円。
500株分、約605万円投資したら→年間15,000円がもらえる。
配当はほとんど無いと思った方がいいね。
配当の基準日は?
松竹(9601)の配当の基準日は2月末日だ。
実際の権利確定日は、2023年2月24日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に松竹(9601)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは2.63%だ。
うーん、利回り自体はそれほど悪い数字ではないし、映画が年間16回もタダで観られるのはいいのだが、やっぱり優待をもらうために120万円以上の投資が必要というのは高すぎる。
これだと株価変動が気になって気軽に投資できない。
残念だが、次にいこう。