気になる日本株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
本日は、朝日インテック(7747)について分析していきます。
以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。
1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
-長期チャート
-短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ
1. 朝日インテック(7747)とは?
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/image-1024x694.jpg)
朝日インテック株式会社は、主に、医療機器を製造する企業です。
本社は愛知県瀬戸市。
1972年に朝日ミニロープ工業所として創業。
産業用の極細ワイヤーロープのほかガイドワイヤーやカテーテルの製造・販売を行っています。
中でも血管内治療用ガイドワイヤーは国内トップシェアを誇っています。
2017年3月1日、名古屋出身女子プロゴルファーの服部真夕とスポンサー契約を締結しています。
そんな朝日インテック(7747)の現在の社員数は7,810人です。
2. 朝日インテック(7747)の時価総額は?
朝日インテック(7747)の時価総額は 7,853億円です。(2024年時点)
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2023/04/1607007957551@2x-768x907-1.jpg)
時価総額ランクで言うと、Aランクです。
3. 朝日インテック(7747)の株価とPERと配当利回りは?
次に朝日インテック(7747)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。
株価:2,891円(2024年2月時点)
朝日インテック(7747)の株価は、2,891円です。
100株単位で売買できるので、約29万円から投資をすることができます。
うーん、高いですね。
ただ、日本株の中では一般的な価格帯です。
PER:52.8倍(2024年2月時点)
次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。
朝日インテック(7747)の場合、PERは52.8倍です。
50倍を超えています。
かなり割高ですね。
ただ、それだけ人気が集中している銘柄と言えます。
配当利回り:0.57%(2024年2月時点)
続いて、配当利回りです。
朝日インテック(7747)の場合、100株投資をしてもらえる配当は1,643円です。
配当利回りを計算すると、0.57%。
配当は少ないですね。
配当金の権利確定日は、毎年6月末日と12月末日です。
なお、朝日インテック(7747)の場合、株主優待はありません。
4. 朝日インテック(7747)の株価チャート
次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/84e1c1fddde35479803f8a5ab26ec30c.png)
こちらには、長期の月足チャートを示しました。
良いですね。
長期で見ると、右肩上がりです。
長期投資が報われていますね。
次に短期のチャートです。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/94405b8c86f5023bc700b54fb9990d7b.png)
こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。
結構株価の変動が大きいですね。
ただ、上下に動きながらも、引いて見ると右肩上がりとなっています。
5. 朝日インテック(7747)の売上高
では、売上高を見ていきましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/2b18b57ffcacfc8a6a8d9d8b9b27324f.png)
こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。
良いですね。
しっかりと右肩上がりで売上高を伸ばせています。
売上高の規模は、もう少しで1,000億円に届くかという規模です。
ちなみに、朝日インテック(7747)の決算月は6月です。
6. 朝日インテック(7747)の一株配当
続いて、配当の推移について見てみましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/9b61b9b5aab92caabd57285617fb833e.png)
こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。
良いですね。
配当も右肩上がりで増えています。
今後も増配が期待できそうです。
7. 朝日インテック(7747)のEPS(1株あたりの利益)
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/9f31c8a5b8a7136519d1a6cc74086205.png)
2019年度に少し落ち込んだものの、その後はしっかりと伸ばせています。
悪くないですね。
8. 朝日インテック(7747)のBPS(1株あたりの純資産)
次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。
また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。
では、そんなBPSを見てみましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/4b0c382c8e3b3fca1bbd0d2fa07e005c.png)
BPSはかなりキレイな右肩上がりのグラフとなっています。
良いですね。
まさに長期投資の理想とする形です。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、18.8%です。
つまり、年間18.8%ずつこの会社は成長しているということを表しています。
素晴らしいです。
9. 朝日インテック(7747)のROE(自己資本利益率)
最後にROEです。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。
それでは朝日インテック(7747)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。
![](https://bokunoblog.net/wp-content/uploads/2024/02/29ff305f145a8feab84b3eab5bf0d954.png)
直近のROEは、9.91%です。
ほぼ合格ラインに対してオンラインです。
過去を見ても高ROEの数字が並んでいます。
良いですね。
ちなみに、直近の流動比率は3.43倍です。
こちらは1倍を大きく超えているので、全く問題ありません。
10. 朝日インテック(7747)の今後をまとめると
素晴らしいですね。
各数字の伸びは、目を見張るものがありました。
PERが50倍以上と、かなり高いですが、それも頷けます。
個人的にもかなり気になる銘柄です。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。