米国株分析

「フェイスブックやインスタグラムを運営」メタ・プラットフォームズ(META)の株価を分析した

気になる米国株銘柄を分析し、その銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

本日は、メタ・プラットフォームズ(META)について分析していきます。

以下の順番で分析していきたいと思います。
是非最後までご覧下さい。

1.会社の説明
2.時価総額
3.株価、PER、配当利回り
4.チャート
  -長期チャート
  -短期チャート
5.売上高
6.一株配当
7.EPS(1株あたりの利益)→とくに大事
8.BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
9.ROE(自己資本利益率)→とくに大事
10.まとめ

1. メタ・プラットフォームズ(META)とは?

メタ・プラットフォームズ、通称Meta(メタ)は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州メンローパークに本社を置く多国籍テクノロジー・コングロマリットです。
2021年に、Facebook, Inc.から現社名に変更しました。

元々は、2004年にマーク・ザッカーバーグがハーバード大学のルームメイトであり学生だったエドゥアルド・サベリン、アンドリュー・マッカラム、ダスティン・モスコヴィッツ、クリス・ヒューズと共にFacebook, Inc. (フェイスブック) を設立したのが始まりでした。

現在では、Instagram(インスタグラム)やWhatsApp(ワッツアップ)も展開しており、最近ではTwitterに対抗するSNSサービスとして「Threads」(スレッズ)の提供を開始したことで話題を呼んでいます。

2023年7月にサービスを開始した「Threads」(スレッズ)

なお、コングロマリットとは、多業種間にまたがる巨大企業のことを言うそうです。

2. メタ・プラットフォームズ(META)の時価総額は?

メタ・プラットフォームズ(META)の時価総額は 10,418億ドルです。(2023年時点)

時価総額ランキングで言うと、米国株の中では8位です。

3. メタ・プラットフォームズ(META)の株価とPERと配当利回りは?

次にメタ・プラットフォームズ(META)の株価とPER、配当利回りを見てみましょう。

株価:309.34ドル(2023年7月時点)

メタ・プラットフォームズ(META)の株価は、309.34ドルです。
日本円で言うと、1株約4万円から投資をすることができます。

これくらいであれば気軽に投資できますね。

PER:35.8倍(2023年7月時点)

次にPERです。
PERは、株価収益率ですね。
一般的に10倍以下であれば割安であると言われています。

メタ・プラットフォームズ(META)の場合、PERは35.8倍です。

30倍を超えているので割高です。
まあ、天下のGAFAMの1つであるメタですからね。
高PERは人気の証拠です。

配当利回り:0%(2023年7月時点)

続いて、配当利回りです。
メタ・プラットフォームズ(META)の場合、配当はありません。

4. メタ・プラットフォームズ(META)の株価チャート

次に株価チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。

メタ・プラットフォームズ(META) 月足チャート

こちらには、長期の月足チャートを示しました。

2021年にピークをつけて、その後は大きく下落しましたが、直近は再び上昇トレンドとなっています。

次に短期のチャートです。

メタ・プラットフォームズ(META) 日足チャート

こちらには、直近1年の日足チャートを示しました。

すごいですね。
かなりキレイな右肩上がりのチャートとなっています。
2022年11月につけた安値から数えると、現在は3倍近くとなっています。
たったの9ヶ月で3倍ですからね。
すごい動きですよね。

5. メタ・プラットフォームズ(META)の売上高

では、売上高を見ていきましょう。

こちらには、直近の売上高を棒グラフで示しました。

右肩上がりでしっかりと伸ばせています。
良いですね。
直近はやや足踏みしていますが、この6年間で売上高を約3倍に伸ばせているのはすごいですよね。

6. メタ・プラットフォームズ(META)の一株配当

続いて、配当の推移について見てみましょう。

こちらには、直近の配当金の推移を棒グラフで示しました。

メタプラットフォームズは配当金はありません。
まあ、配当で株主還元よりも、こういう企業は、しっかりと事業を拡大して株価で株主に還元してくれた方が株主からしても嬉しいですよね。

7. メタ・プラットフォームズ(META)のEPS(1株あたりの利益)

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
そういった企業は、優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていたら要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう。

こちらには、直近のEPSを棒グラフで示しました。

凸凹しながらも堅調に伸ばせていますね。
2022年度がやや落ち込みましたが、今後さらに盛り返せるかがポイントになります。

8. メタ・プラットフォームズ(META)のBPS(1株あたりの純資産)

次は、BPSです。
BPSは、一株当たりの純資産のこと。
このBPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということを表します。
すなわち、安定性が高い会社であると判断されます。
一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということになり、安定性を欠く会社であると見られます。

また、BPSの値と株価を比較することで、その株が割高か割安か判断することもできます。

では、そんなBPSを見てみましょう。

BPSはしっかりと伸ばせています。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、13.8%です。
つまり、年間13.8%ずつこの会社は成長しているということを表しています。

素晴らしいですね。

9. メタ・プラットフォームズ(META)のROE(自己資本利益率)

最後にROEです。

ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」ということを表す数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業ということになります。

それではメタ・プラットフォームズ(META)のROE(自己資本利益率)を見てみましょう。

直近のROEは18.5%です。
良いですね。
しっかりと合格ラインを超えてきています。

過去を見てもかなり高い水準です。
さすがですね。

10. メタ・プラットフォームズ(META)の今後をまとめると

かなり良いです。
各数字もしっかりと伸ばせていますし、特にBPSが右肩上がりなのと、高ROEなのが好印象でした。

直近は、「Threads(スレッズ)」の利用者が、サービス開始から5日間で1億人を超えたというニュースもあります。
話題も豊富でまだまだ成長余地の大きい銘柄だと思います。

2022年末に大きく株価を落としてから、現在まで株価は右肩上がりで推移しているので、なかなかエントリーするタイミングに迷いますが、まだ株価も伸びる余地があると思います。

個人的にもかなり気になっている銘柄です。

気になる方は、是非詳細をチェックしてみて下さい。