今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は東映(9605)の株主優待と配当について分析していく。
東映(9605) | |
何がもらえる? | 東映各劇場で使える優待券 |
いつ買えばいい? | 2023年3月29日 2023年9月27日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約169万円 (100株) |
配当金は? | 6,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 1.63% |
東映(9605)の株主優待の内容
まずは、東映(9605)の株主優待の内容だ。
東映(9605)の株主優待は、東映の各劇場で使える優待券だ。
この優待券は、東映作品は1枚で、他社配給作品は2枚で1人1作品観覧できる。
利用できる東映劇場はこちら
保有株数が100株以上200株未満の場合、6枚綴が1冊。
200株以上400株未満の場合、6枚綴が2冊。
400株以上700株未満の場合、6枚綴が4冊。
700株以上1,300株未満の場合、6枚綴が6冊。
1,300株以上2,000株未満の場合、6枚綴が8冊。
2,000株以上4,000株未満の場合、6枚綴が10冊。
4,000株以上6,000株未満の場合、6枚綴が20冊。
6,000株以上の場合、6枚綴が30冊もらえる。
年に2回、3月末日と9月末日時点の株主に配布される。
なお、3月分は6月下旬発送で、6枚綴の使用期限は以下となっている。
8月・9月中有効のもの2枚
10月・11月中有効のもの2枚
12月・翌年1月中有効のもの2枚
また、9月分は12月中旬発送で、使用期限は以下だ。
翌年2月・3月中有効のもの2枚
翌年4月・5月中有効のもの2枚
翌年6月・7月中有効のもの2枚
映画のチケットは「一般」1人1,800円なので、1年で21,600円分の優待券がもらえることになる。
映画好きの方には嬉しい優待だね。
東映(9605)とはどんな会社?
東映は、日本の映画の製作、配給、興行会社で、2013年現在、直営の映画館2館、2つの撮影所(東映東京撮影所と東映京都撮影所)を保有している。
テレビ朝日ホールディングスの大株主で、同時にテレビ朝日ホールディングスが東映の筆頭株主になっている。
現在では、劇場用映画の制作、配給、興行を行うほか、洋画の買い付けと配給、テレビ番組の制作、広報映画の制作や教育映画の制作販売を行う総合映像企業となっており、子会社を通じ劇場用アニメーション、テレビ用アニメーションほか各種アニメーションの制作、テレビコマーシャルなど各種コマーシャルフィルムの制作、オリジナルビデオやカラオケビデオの制作販売も行なっている。
また、現像所も持っている。同業他社に比べて映像部門が多岐にわたる一方で、子会社を通じた事業多角化は古くから行い、かつてはプロ野球やボウリング、交通事業等を手掛け、現在もホテルやゴルフ場、不動産開発事業を行っている。
また京都撮影所の一部をテーマパーク化した「東映太秦映画村」なる観光事業も行っている。東証プライム。
1949年設立。従業員数は1,036人。
売上高は1076億4800万円。
純利益は126億5700万円。
純資産は2441億3300万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
東映(9605)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の東映(9605)の株価は、16,910円(2023年2月時点)だ。
100株だと「約169万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、東映(9605)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数1,398円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約169万円の投資で年間21,600円分の優待券がもらえるので、優待利回りは1.28%だ。
優待利回りもちょっと物足りないが、そもそも必要投資額が高すぎる。
これだと、普通の会社員には手が出せない。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日と9月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すればOKだ。
9月は、9月27日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月28日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
東映(9605)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の東映(9605)は魅力的かを見ていこう。
東映(9605)の配当利回りは0.36%だ。
100株分、約169万円投資したら→年間6,000円。
400株分、約676万円投資したら→年間24,000円がもらえる。
配当は少ないね。
配当の基準日は?
東映(9605)の配当の基準日は3月末日と9月末日だ。
実際の権利確定日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に東映(9605)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは1.63%だ。
うーん、映画好きの人にはたまらない株主優待だとは思うのだが、さすがに必要投資額が高すぎる。
こうなってくると、なかなか普通のサラリーマンには手が出しづらいよね。
ただ、いつかこれくらいの銘柄を普通に持てるようになりたいものだ。
気になる方はチェックしてみてほしい。