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夏のグランピングはやめておけ!特に「Circus Outdoor Tokyo(サーカス アウトドア トーキョー)」は絶対にやめた方がいい!

最近では、梅雨の合間に夏を思わせるような暑い日も少しずつ増えてきたように感じる。
そうやって夏を感じると、昨年の夏、友人と行ったグランピング(?)について思い出さずにはいられない。

去年の夏、妻が息子と実家に帰ったので、高校の時からの友人と3人でグランピング(?)に行ったんだ。

ただ、このグランピングがかなり過酷なものだったので、是非ともみなさんにお伝えしたくて、ここにその時の様子を書きたいと思う。

グランピングとは

グランピングとは、グラマラス/Glamorous(魅力的な)とキャンピング/Camping(キャンプ)を組み合わせた造語で、自分でキャンプ道具を持って行ったり、テントを張ったりすることなく、自然環境の中でホテル並みの豪華で快適なサービスが受けられる、新しいキャンプスタイルのことがグランピングと呼ばれています。(出処:google)



奥多摩にあるグランピング施設

そもそも、友人とどこかに泊まりに行こうと決めたのは、当日から一週間前のことだった。

色々温泉とか、リゾートホテルとかを調べたんだけれども、子供達が夏休みのタイミングということもあり、なかなか空いているところが見つからない。

そこで、友人の一人が見つけてきたのが、今回行った「Circus Outdoor Tokyo(サーカス アウトドア トーキョー)」だった。

ここは、2018年3月にオープンした、奥多摩にあるグランピング施設だ。

料金を見ると、1番安いテントで、1人1泊35,000円。
たっ、高い。
けどまあ、たまにの贅沢で、男3人で優雅にグランピングも良いな〜と思い、予約をすることにしたんだ。

この時、しっかりと口コミなどを調べたりしなかったことをこの後心から後悔することになる。
(そもそも、1週間前に全然余裕で予約を取れたことに対しても、疑問を持つべきだった。)



奥多摩目指して出発

グランピング当日、僕たちは僕の車に乗りあってこのグランピング施設へと向かった。

この時知ったんだけれども、奥多摩って遠いんだね。
「奥多摩」という名称から、なんとなく多摩市の近くにあるのかも思っていた(笑)

ただ実際は、東京の最西端で、その場所はほとんど山梨と言ってもいいくらいだ。

東京からは、関越自動車道→圏央道を通って、約2時間半の道のり。

青梅ICを降り、1時間ほど山道を走ると、奥多摩湖が見えてきた。

奥多摩湖に沿って通る青梅街道を走ると、左手に奥多摩湖レストセンターがある。

その道を挟んだ向かい側に「Circus Outdoor Tokyo(サーカス アウトドア トーキョー)」がある。

Circus Outdoor Tokyoに到着

かなり急な道を車で進むと、こんな建物がある。
ここが、「Circus Outdoor Tokyo(サーカス アウトドア トーキョー)」の受付だ。

この建物にはテーブルやトイレもあり、夕飯と朝食はここで食べた。

受付では、まずルームフレグランスを選ぶ。

おお、なんかお洒落な感じだなぁと少しだけワクワク。

一泊11万円のテント

そして、受付を済ませて案内されたのがここ。

おお、まじか。
思っていたのとなんか違う。。。

テントからの景色

景色もへったくれも無いし。
前はすぐに道路だし。
車がビュンビュン走ってるし。

草ボーボーだし。

暑いし・・・。

テントの中はこんな感じ。

一応コンセントはある。

あとは、ただの扇風機と、一応冷たい空気が出てくる小さなファン。

けど、暑い。
蒸し暑い。

冷蔵庫は無し。
家具はお洒落だけどね。

トイレはウォシュレット、アメニティーはSABON

外に出てみると、トイレとお風呂が入っている建物があった。

トイレは一応ウォシュレット。
なかなかキレイだ。

お風呂もキレイ。
アメニティはSABONだ。
うん、いい匂い。

ぬるーいウェルカムドリンク

一通り確認が終わってテントに戻ると、ウェルカムフードとドリンクを持ってきてくた。

ハートランドビールを頼んだんだけれども、これがぬるい。
「え?こういうのって冷たいよね!?普通!」と怒りそうになるところを、友人が「ビールの適温って、意外と高くて15度くらいらしいよ。」とフォロー。

「けど、これ15度よりもぬるくない!?」
「15度ってどれくらか実際分からないや・・・」
と友人。

まあ、もうどうでもよくなってきた。

とにかく、なんか蒸し暑いテント内にいるのも嫌だったので、夕食の18時まで、テントの外でのんびり休むことにした。

けど、アブやらハチやら蛾やらが寄ってくる。

「なんだよ!虫うざいなぁ!」と言うと、
「まあ、グランピングって言っても、キャンプだからね。虫くらいいるでしょ」と友人。

「まあね・・・。」
そう言われると、何も言えない。
どんなにグラマラスなキャンプだろうが、キャンプはキャンプだ。

正直、僕は今まで本格的なキャンプをやったことがなかったので、こんなに虫が出るなら、キャンプは無理だなと心の中で思っていた。

夕食には思わぬ演出が!?

なんとか夕食の時間をむかえ、先程の建物に行ってみる。

おお、こちらもオープンな感じなのね。

暑い。

メニューと料理はこんな感じ。

味は美味しかった。

ただ、途中、バイトの音大生が現れ、フルートやら色々な笛で、演奏してくれた。
全部で30分くらい。
6曲はやったかな。

うん、上手だよ。
けど、音大生だよね?

久しぶりの友人との会話を遮断され、学生のフルートを聞かされる。
なんとも、不思議なこの体験。

どう言えばいいのだろうか。
まあ、正直、いらなかった・・・。

お風呂タイムは夜の11時から1時間

食事が終わると、お風呂の案内が。
「お客様のお風呂の時間は、23:00から24:00です。」
って。

まじかー。
こんなに蒸し暑くて、汗まみれなのに、夜の11:00からしか風呂入れないのかー。

「まあ、普通キャンプは風呂なんて入らないからね。」とすかさず友人がコメント。

「まあね。」
またしても何も言えない。

「もういいや。テントで持ってきたワインでも飲もうよ。」

スタッフの方に、グラスを借りようと思い、お願いすると、「申し訳ありません。持ち込みはご遠慮いただいております。ワインでしたら、お部屋までお持ちします。」
って。

まじかよ。
グラスでも1杯800円くらいするワインを頼めと!?
ただでさえ、こちとら1泊3万5千円払っとるんですけどねぇ。

すると、もう1人の友人が、「ここはおれが出すよ」と言って、グラスワインを3つ注文してくれた。

正直納得いかないねー。
これは僕がグランピングに期待をしすぎたのだろうか!?

スタッフの質も良くないし、サービスも良くない。

完全に素人がやっている感じ。

ただ、料金だけは、ホンモノを気取っている。

ああ、ついに不満が溢れ出てしまった。

テントに出現したある訪問者

ワインでほろ酔い気分となりお風呂にも入って、そろそろ寝ようかなと思っていたその時、友人の1人が、「これって、言わない方がいいのかなぁ・・・。」と意味深発言。

「え?何が?」と聞き返すが、友人の顔は少しこわばっている。

彼の視線の先を見てみると、そこには、人のこぶし大くらいの蜘蛛が。
「マジかよ・・・」

さっきまでキャンプとはなんちゃら・・・と語っていたもう1人の友人は、「ウワァー!ちょっ、ちょっ、ちょっと、フロントに電話しようよ!」とキャンプ経験者とは思えぬリアクション。

「フロントに電話って、蜘蛛が出ましたってか?三十路の男3人で泊まって何を言っているんだよ。そんな電話できるか!」

「じゃあ、どうするんだよ・・・。」

「このまま寝るに決まってるだろ。蜘蛛だって、わざわざ人間に近づきたくないでしょ。」

そういって、僕たちのグランピングの1日目は終了した。

グランピングで迎える朝

朝は6時前くらいに目覚めた。
僕は、汗びっしょりだったけれども、それなりに快適に眠れた。

ただ、昨夜蜘蛛を発見した友人は、起きるなり「蜘蛛は?蜘蛛はどこに行った?」と探し出した。

「もういいよ。どっか行ったんじゃない?」

昨日蜘蛛にビビりにビビりまくっていたキャンプ経験者のもう1人の友人はなかなか起きない。

彼をおいて、テント周辺を散歩することに。

ただ「朝の森は気持ちいいなぁ〜」とは思えなかった。
何が良くないって、やっぱり目の前に、コンクリートの建物が見えて、すぐ下にはそれなりに交通量が多い道路が走っているから、車やらトラックやらバイクやらの音がかなり聞こえるんだ。

これじゃあ、雰囲気出ないよね。

朝食は朝8時から

朝食は8時から。
僕ともう1人の友人は朝6時に目覚めたので、朝食まで暇してしまった。

けど、朝食が8時からって少し遅いよね。

本当は、朝ごはんを早めに食べて、チェックアウトも早めに済まして、近くの温泉にでも行きたかったんだけれども、8時からご飯というと、どうしても出発は10時とかになってしまう。

チェックアウト時間は10時だから、テントが居心地がよければそれでもいいんだけれどね。
居心地はそれほど・・・、というか全然良くなかったから、一刻も早くチェックアウトしたかったんだ。

そろそろ8時になるという頃、まだ寝ていた友人を起こすと、目の下に大きなクマをつけていた。
彼曰く、「昨日の蜘蛛が気になって、全然寝付けなかったよ〜。」とのこと。
どれだけ蜘蛛が嫌いだよ(笑)

とにかく、3人揃って、朝食を食べに、昨日の夕食と同じ場所へ向かう。

好きな卵料理が選べる

席に着くと、他のお客さんはすでに着席していた。(この日は僕たちの他にあと2組カップルが泊まってた。)

ホールスタッフは1人しかいないので、なかなか僕たちのところに来てくれない。
着席から10分ほどして、ようやく水を汲んで、注文を聞きにきてくれた。

朝食はいくつかの卵料理から好きなものが選べる。
僕は、オムレツ、友人は目玉焼き、もう1人の友人はポーチドエッグを注文した。

他にもスクランブルエッグが選べる。

ジリジリと暑い日差しの中、料理が届くのを待つ。
待つ・・・。

・・・。

・・・、って、やっぱり遅い!

シェフは1人しかいないのだろうか。
明らかに、順番に1人づつ料理が出てくる。

2組のカップルの後に僕たちだから。
さらにその中でも、僕の料理は最後に運ばれてきた。

汗をかきながら15分から20分は待っただろうか。

その間に提供されたパンを食べきってしまったのだが、友人のところにはパンのおかわりを聞きに来たのに、僕のところにはいつまでたっても聞きに来てくれない。

「パンのおかわり来ないけど、言わなくていいの?」
という友人の投げかけにも、「もういいよ・・・。」となんだか諦めの気持ちで返した。

結局、朝食に1時間半近くかかり、テントに戻ると9:30だった。

そこで、再び尻尾が七色の訪問者を発見し、私たちはイソイソと準備し、チェックアウトをした。


チェックアウトをした時にはまだ他の2組のカップルが朝食中だったんだけれども、2組ともあまり会話もなく、表情も沈んでいるように見えた。

なんだか気の毒だな。

最後に

とにかく、Circus Outdoor Tokyoやめた方がいい。
1人3万5千円を払う価値はない。

僕たちのような被害者をこれ以上出さないためにも、ここで声を大にして言っておきたい。

あとは、グランピングと言えども、真夏の暑い時期はやめた方がいいね。

僕はもう2度とグランピングはしない。
こりごりだ。

こんな記事を書いた僕が実は先日キャンプデビューを果たした。
是非下の記事も併せて読んでもらいたい。

間違いなく教育にいい!我が家がキャンプを始めた訳

Circus Outdoor Tokyo
所在地:東京都奥多摩町川野290-1
アクセス:[電車]JR奥多摩駅からバスで25分(バス停:中奥多摩湖より徒歩0分)
料金:1人1泊35000円~175000円(朝夕2食付・ドリンク別)
営業期間:通年営業、火曜日定休日
ホームページ:http://circusoutdoor.com