今日も日本株でおトクな銘柄を探していこう。
今回は京王電鉄(9008)の株主優待と配当について分析していく。
京王電鉄(9008) | |
何がもらえる? | ①優待乗車証と ②優待割引券 |
いつ買えばいい? | 2023年3月29日 2023年9月27日 (年2回) |
いくら買えばいい? | 約45万円 (100株) |
配当金は? | 4,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 1.96% |
京王電鉄(9008)の株主優待の内容
まずは、京王電鉄(9008)の株主優待の内容だ。
京王電鉄(9008)の株主優待は、①優待乗車証と②優待割引券だ。
①の優待乗車証は、回数券式で、京王全線に1枚で1回乗車できる。
なお、高速バス乗車証と交換も可能だ。
②の優待割引券は、京王百貨店(10%割引)や、京王ストア(50円割引)や、京王プラザホテルチェーン(宿泊料金20%割引)、京王タクシー(50円割引)、京王高尾山温泉(入館料100円引き)等で使える割引券がセットになっている。
保有株数が100株以上200株未満の場合、①:2枚、②:1冊がもらえる。
以降、200株毎に①が4枚ずつ追加。
※②優待割引券の利用施設及び枚数についてはこちら
年に2回、3月末日と9月末日時点の株主に配布される。
例えば、新宿から高尾山口までの運賃が片道381円なので、①を使って新宿と高尾山口間を年間2往復すれば、約1,500円得することになる。
さらに、②を使って、京王百貨店で買い物をすれば、3,300円以上の買い物が10%引きになるので、仮に3,300円の買い物を1年間に10回したとすると、合計で3,300円得をすることになる。
京王電鉄(9008)とはどんな会社?
京王電鉄は、東京都南西部から神奈川県北部に鉄道路線を有する鉄道事業者で、大手私鉄の一つだ。
日経225の構成銘柄の一社。東証プライム。
1948年設立。従業員数(連結)は13,542人。
売上高は3154億3900万円。
純利益は△275億1900万円。
純資産は3443億9500万円だ。
(2021年時点)(参考:ウィキペディア)
京王電鉄(9008)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の京王電鉄(9008)の株価は4,530円(2023年2月時点)だ。
100株だと「約45万円」で購入できる。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、京王電鉄(9008)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料473円がかかる。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約45万円の投資で年間4,800円得する(年に新宿〜高尾山口を2往復、京王百貨店で月に1度3,300円の買い物をする場合)ので、優待利回りは1.07%だ。
うーん、ちょっと物足りないね。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日と9月末日だ。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようだ。
実際の権利日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができる。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すればOKだ。
9月は、9月27日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月28日に現渡決済すればOKだ。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
京王電鉄(9008)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の京王電鉄(9008)は魅力的かを見ていこう。
京王電鉄(9008)の配当利回りは、0.89%だ。
100株分、約45万円投資したら→年間4,000円。
500株分、約225万円投資したら→年間20,000円がもらえる。
配当も少ないね。
配当の基準日は?
京王電鉄(9008)の配当の基準日は3月末日と9月末日だ。
実際の権利確定日は、2023年3月29日と2023年9月27日なので、この日に株を保有していると配当がもらえる。
最後に京王電鉄(9008)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは1.96%だ。
株価が高い割に、優待の内容は普通で、それほど良くなかった。
わざわざ優待や配当のために投資したくなるような銘柄ではないね。