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対話によって日本がどんどん面白くなる!? 小金井市PTAと都立大山高校の面白い試み

最近、「対話」によって、新しいことを始めようとする動きが盛んになっているように感じる。

たまたま、今日報じられた2つの記事。
なかなか面白い試みだと思ったので、ここで紹介したい。

小金井市のPTAでの試み

1つは、以下の記事。

「子どもたちの自己肯定感を上げていこう!」“ワールドカフェ”スタイルで見えてきたPTAの新しい形(出処:FNN PRIME)

これは、東京都小金井市で行われた、「PTAを変える新たな試み」を紹介した記事。

この記事によると、小金井市のPTA総会で約200人の保護者と教育委員会、市会議員が参加し、「ワールドカフェ」を行なったそうだ。

ワールドカフェ(英語: The World Café)は何人かの会議での討論のやり方(ファシリテーション)の一形式。
各参加者が対話を通じて、「気づき」を得ることを目的とする。
1995年にアメリカ合衆国のファニータ・ブラウン(Huanita Brown)とデイヴィッド・アイザックス(David Isaacs)が偶然の機会に行う状況になり始まったといわれている。
フォーマルな会議よりも、移動も自由なオープンな打ち合わせのほうが発想が豊かになり、意見も活発になるという思想に基づく。
(出処:Wikipedia)

僕自身PTAに対する印象はあまり良くない。
PTAというと、何をしているのかあまりよく分からないけれども、毎年保護者の中から役員が選出されて、選出された役員は、面倒臭い仕事を一年間こなさなければならない。
だから、役員選出となると、押しつけあいになる。
そんな印象を持っている。

ただ、小金井市の保護者からは『目の前の子どもたちは大きな課題をいっぱい抱えているのに、PTAでその課題を話さなくていいんですか?PTAが新しいことをしなくていいんですか?』という声があったそう。
その結果、本来のPTAのあり方を考えて、子どもの課題を考える会をやってみようということで、今回ワールドカフェを開催するに至ったという。

今回のテーマは、「子どもの自己肯定感」だったそうだが、ワールドカフェを実施したことで、様々なアイデアが飛び出したそうだ。
参加した保護者からは、「対話セッションは1時間弱だったが、どのグループの参加者も終了しても まだまだ話し足りなさそうだった。」という声も聞こえたとのこと。

まだ、ワールドカフェを開催しただけで、その中から生まれたアイデアを実際に行なった訳ではないみたいだが、PTAという堅苦しくて古い体質になりがちな組織でこういった試みを始めたのは面白いなと思った。

都立大山高校の試み

また、今、日経新聞で連載されている東京都立大山高校の例も面白い。

その校則って必要? 「そもそも」を問う哲学者 キセキの高校(3)

偏差値40の高校で、「対話」を取り入れた結果、生徒の自主性が伸び、国立大学や一流私立大学に合格する生徒が出てきたという話だ。

正直、「対話」を取り入れただけで、どうして生徒の成績が伸びるのか分からないけれども、僕自身、独身時代はよく読書会などに参加して、知らない人と対話をしていた。
最初は緊張して、なかなかうまく話せなかったけれども、だんだんと対話をすることで、他では得られない充実感を得られることを知ったんだ。

それは、自分の意見を言えてすっきりするとか、新しい視点をもらえるとか、「自分ってこんなことを考えていたんだ」と普段は自分では気づけない自分に気づけるとか、色々理由はあるんだろうけど、なんて言うか、達成感というか爽快感というかそういうものがあるんだよね。

小金井市のPTAの例も、都立大山高校の例も、対話によって、具体的に何かが生まれた訳ではないんだけれども、きっと、目には見えない何かを得ているんだと思う。

今後、こういった動きがもっと広がると、日本ももう少し面白くなるかなと思った。