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成長が加速する!?今巷で注目されている「メタ認知」とは?

みなさんは「メタ認知」という言葉をご存知だろうか?

ウィキペディアによると以下のように書いてある。

メタ認知とは認知を認知すること。人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。それをおこなう能力をメタ認知能力という。

簡単に言うと、「自分を客観的に認識すること」なんだと思うが、最近特にこの「メタ認知」の必要性が注目されている。

先日、とある脳科学者の講演会を聴く機会があって、その中でも特にこの「メタ認知」についての内容が興味深かった。

そこで、今日は「メタ認知」について、少しまとめたいと思う。

メタ認知で成長が加速する

なぜメタ認知が重要なのかというと、メタ認知をすることで成長が加速するからだそうだ。

そもそも、人間は、脳に分泌される脳内物質に影響されて生きている。

ドーパミンという脳内物質のことはみなさんもよくご存知なのではないだろうか。

ドーパミンは、モチベーション物質と呼ばれ、脳内にドーパミンが分泌されると人は快楽を感じる。

人は、このドーパミンによる快楽を求めて様々な行動をするのだ。

ここに「メタ認知」をすると成長が加速すると言っている理由がある。

メタ認知によってドーパミンが分泌される

まず、人は「目標」と「今の自分」の”差”を認識した時にドーパミンが出る仕組みになっている。

一時期、「引き寄せの法則」が流行ったと思うが、「ザ・シークレット」などの本で、やたらと目標を明確にして、それをイメージとして常に意識しろと言っていたのは、このドーパミンが出る仕組みの「目標」を認識するという部分をしっかりとした方がいいという意味なんだと思う。

ただ、脳の仕組み的には、実は「目標」を認識するだけだと片手落ちだ。

「目標」を認識した上で、「今の自分」を認識しなければ、ドーパミンは分泌されない。

その「今の自分」を認識するために必要なことが「メタ認知」という訳だ。

ちょっと話がそれるが、最近私は脳科学にはまっている。
近年、脳科学がめざましい進歩を遂げている。

その中で、人間の脳の仕組み、つまりどうすればどのような脳内物質が分泌されるのかが明らかになってきた。

さっきも言ったように、結局人は脳内物質に影響されて生きているのだから、都合のいい時に都合のいい脳内物質が出るように自分でコントロールしてやった方が圧倒的に人生を効率良く生きられると思う。

実際に僕が脳内物質の分泌をコントロールするためにやっていることについては、別の機会に紹介したいと思う。

話を戻そう。

では、「メタ認知」をするためには、何をすればよいのだろうか。

メタ認知するために必要なこと

それは、”意識して”自分を客観的に見ることだそうだ。

ポイントはこの”意識して”というところ。

これも人間の脳の面白いところなのだが、人は意識しないと何も認識することができないのだ。

例えば、駅から家までの間にいくつの電柱があるかぱっと答えることができる人がいるだろうか?

おそらく答えられる人はいない。
毎日毎日何百回も通っている道のはずなのに。

なぜなら、意識していないからだ。

逆に意識しているものについては、脳の認識力が高まる。
これはカラーバス効果とも呼ばれているが、例えば、「赤い車」と意識して街を歩くと、やたらと「赤い車」走っているように感じることがある。

これらの例からも分かるように、人間は意識をしないと基本的に認識することはできない。
だから、自分自身のことも、意識的に見ようとしないと認識できないのだ。

では、次に意識的に自分を認識するためには、何をすればいいのだろうか。

メタ認知の具体的な方法

ここからは、脳科学者の講演会の中では、具体的に示してもらえなかったので、私の考えなのだが、意識的に自分を認知するためには、ブレインダンプが効果的だと思う。

ブレインダンプとは、以下の本で紹介されている、自分のことを再発見する方法だ。

簡単に言えば、真っ白い紙にとにかく頭の中に浮かぶことを全て書き出す。

そして、全て書き出したら、それを客観的に眺めてみるんだ。

そうすると不思議なもので、「あ、自分はこんなことを考えていたのか」と新たな発見があるものだ。

僕がまだ独身だったころは、毎月月始めにブレインダンプをしていた。

それがメタ認知であることを別に意識せずに。
ただ、それをやって目標だったり、現状を定期的に見つめることが大事だと思っていた。

けど、今考えてみると、それはメタ認知をしていたんだ。

これから、また定期的にブレインダンプをして、意識的に自分を見てみたいと思う。
そうすることによってドーパミンが分泌され、活力を持って人生を生きられるのだから。